パワハラ認定受けた西川町の菅野大志氏が再選し「稼ぐ町政」の実績と再発防止の両立を誓う
町長によるパワーハラスメント問題が争点となった西川町長選挙は12日投開票が行われ、現職の菅野大志さん(47)が新人に2倍以上の大差をつけ、再選を果たしました。注目の選挙戦を振り返ります。
再選を果たした菅野大志さん(47)「人口減少、若年層の割合を4年間あまり減らさず、少しずつ成果が見えてきた。これから気を付けながら頑張れという風に町民の皆様から付託を頂きましたので、これから4年間も西川町の未来を人口推計を変えれるような仕事を皆様としていきたい」
落選した大泉敏男さん(71)「多くの皆さんの支援をいただきながら毎日毎日ご苦労を頂いたにもかかわらず、結果を出すことができませんでした。ご期待に応えることができませんでした。」
菅野大志さん(47)「厳しい戦いだったと思う。現場目線を徹底したことと対話を徹底したこと。また、町の活性化が上手くいっているとご評価いただいたんだと思う」
前回4年前と同じ顔触れとなった今回の選挙で、争点の一つとなったのは現職・菅野さんによる町職員へのパワーハラスメントです。
西川町・内藤翔吾副町長「町長の道義的・社会的責任は極めて重い」
菅野さんをめぐっては、退職した元職員の男性が在職時に菅野さんから襟元をつかまれ町長室に連れ込まれたと訴えるなど、職員へのパワハラ疑惑が浮上。町議会の調査特別委員会、通称・百条委員会と町の第三者委員会がそれぞれ調査し、いずれも、菅野さんの複数の言動についてパワーハラスメントに該当すると認定しました。
菅野大志町長「あらためて私のパワーハラスメントが認定されたことを受け、精神的に苦痛を強いられた方に深くお詫びを申し上げます。また町民の皆様にもご不安とご心配をかけたことにもお詫びを申し上げたい」
菅野大志さん(47)「しっかりとした反省の上に町民の皆さまが笑顔で暮らせるような西川町を作っていく」
告示後の第一声で、こう訴えた菅野さん。パワハラ対策については自らも含めたコンプライアンス研修の実施などを挙げています。
一方、パワハラ問題の影響で戦い方に変化がありました。
高橋勇吉選挙対策本部長「菅野さんのパワハラ問題があったのでまずはしっかり謝る。その上でこれまでの実績とこれからについて審判を町民の皆さんにお願いした。選挙カーでのお願いも、そういうこと(パワハラが)あったので言葉の使い方やボリュームも派手にならないようにした」
パワハラ問題を受けて、菅野さんは街頭演説をほとんど行わず、個人演説会を重ねて1期4年で取り組んだ「稼ぐ町政」の実績を訴えました。
高橋勇吉選挙対策本部長「菅野さんも若いですから色々失敗とかはあると思う。それでも今までの実績を見ると、国の省庁周りや国会議員などさまざま回って、足を使ってきたことが評価されたのではないか」
また、選対幹部の1人は今回の勝因について、「対抗馬が町長のパワハラ批判に終始し、 具体的な政策が見えなかったことが要因ではないか」と話しています。
大泉敏男さん(71)「菅野町長の2期目の当選に心からお祝い申し上げたい。その上でお願いがある。パワハラの犠牲者を二度と出さないでもらいたい。慰謝料の支払いや名誉回復をきちんとしてもらいたい」
菅野大志さん(47)「パワハラ問題は解決はしていないと思うが当然、職場内でも再発防止を図っていかなければならないと思う。少なくとも得票を頂いたということはしっかりやれということだと思う。1年間、私もしっかり対応をしてきた。改善するところは改善し、自らもしっかり反省しながら町政運営をしていかなければならない」
一夜明け、菅野さんは朝7時前から辻立ちし、道行く人に感謝を伝えました。
今回の選挙の投票率は83.72%で前回を3.32ポイント下回りました。
菅野大志さん「課題山積の西川町であるのでしっかりとこれから取り組んでいきたい」
菅野さんの2期目の任期は20日から4年間です。
