全日本力士選士権で横綱土俵入りを披露する照ノ富士(カメラ・三須 慶太)

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 第81回全日本力士選士権が30日に東京・両国国技館で開催され、大相撲の横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)が横綱土俵入りを行った。秋場所を糖尿病と両膝のけがで全休したため、国技館で久々の土俵入りの披露となった。取組には参加しない。また、報道陣の取材には応じなかった。

 照ノ富士は10月1日から始まる秋巡業に参加予定。23日に開かれた横綱審議委員会の定例会合後、山内昌之委員長(東大名誉教授)は「そこ(秋巡業)で稽古を積み重ねながら、体調の回復、健康の回復などを図りながら、来場所への展望を開きたいということのようです。横綱の早期復帰への意気込み、あるいは責任感というものを示してると思いますので、私たちとしては見守っていきたいということですね」などと話していた。