[上海 18日 ロイター] - 中国国家外為管理局は18日、外為市場参加者の期待が安定しつつあると指摘、取引は引き続き合理的で秩序立っているとの認識を示した。

先進国が利下げサイクルを開始することで国際金融環境の改善が見込まれるとも指摘した。

外国機関は8月も引き続き中国債の保有を増やしており、海外勢の人民元資産への配分意欲は依然安定しているという。

中国人民銀行(中央銀行)によると、8月のオンショア人民元建て債券の外国勢保有高は12カ月連続で増加。銀行間市場で取引される債券のうち外国機関の保有額は8月末時点で4兆5200億元(6379億1000万ドル)で、前月の4兆4600億元から増加した。

8月の外国機関による中国国債保有高は2兆2800億元となり、前月の2兆2400億元から増加した。また、銀行間預金保有高も1兆0900億元から1兆1200億元に増加した。

8月の銀行の外貨決済額は1902億ドル、外貨売却額は1914億ドルだった。