[スタパ齋藤のApple野郎]手元にボリュームほしいゼって方にオススメ!!! FOSTEX「PC100USB-HR2」はつまみが回しやすくて超便利!
非常に気に入って使っているアクティブスピーカーのFOSTEX「PM0.3BD」。コンパクトだが高音質で、入力はUSB/AUX/Bluetoothの3系統。メーカー直販価格は3万8500円だが、Amazonでは3万4650円で売られている。
FOSTEX「PM0.3BD」は机上に置いて使ってもあまり邪魔にならないコンパクトなアクティブスピーカーで、PCとUSB接続やBluetooth接続することも可能。イイ音がするPC用スピーカーとして使っている。
デスクトップPCのディスプレイがある机の左右に設置。クランプ式のスピーカースタンドの上に置いている。
最初はディスプレイの揺れ防止の台座を兼ねてこのスピーカーを使っていたのだが、そういうふーに使うにはもったいないレベルの音質の高さだと感じ、上の写真のように音質を十分発揮できる位置にセットした。小さい音でも高音質。曲中に埋もれていた繊細な音もしっかり聞こえてくる。
またこのスピーカー、ボリューム調節や入力ソース切り替えを右ユニット前面で行える。なので手元くらいの位置に置いて使うにはたいへん便利である。
スピーカー右ユニット下部に、おもに使う操作ボタン類がある。手近に置いて使うには、サッと操作できて便利。
左から、電源ボタン、入力ソース切り替えボタン、ボリューム調整ノブ。
右ユニット背面のコネクター類。
イイ音が出るし操作しやすいしで、まあよくできたスピーカーだなぁ、とは思う。のだが、上のデスクトップ写真のように、手が届きにくい位置にセットすると、ボリュームをちょっと変えるときなど、いちいち手を伸ばすのがメンドくさいのであった。
そこで!!! FOSTEX「PM0.3BD」購入と同じ時期に買ったあるブツを活用。それはFOSTEX「PC100USB-HR2」というボリュームコントローラーだ。
FOSTEX「PC100USB-HR2」は、PC用外部アクティブスピーカーなどのボリューム調節ができる機器だ。サイズは幅66×奥行き70×高さ44mmで、約210g。意外に安定感がある。ボリュームつまみの回し心地も良好。
で、前述の「ボリューム変えるときにいちいちスピーカーに手を伸ばすのがメンドくさい問題」に対し、コレを活用したらスッキリ解決! あらまあ手元に回しやすいボリュームがあるって便利?! なのであった。
そのボリューム、どうやって使うの?
FOSTEX「PC100USB-HR2」は、いわゆる「USB-DAC」だ。USB-DACは、パソコンのUSBポートから出るデジタル音声をアナログ音声に変換する装置だが、PC100USB-HR2には大きなボリューム調節ツマミがあるのが特徴的。
ちなみにUSB-DACとしてのスペックは、対応サンプリング周波数が32/44.1/48/88.2/96kHzで、量子化ビット数は16/24bitに対応する。LINE出力とヘッドホン出力があり、それぞれ排他利用となる。
PC100USB-HR2はパソコン(Windows PC/Mac)とUSB接続するだけで使える(各ケーブルも付属)。電力はUSBポートから得るのでACアダプターなども不要。背面にあるLINE出力をアンプやアクティブスピーカーにつなげば音が出る。背面には3.5mmステレオミニジャックもあるので、そこにヘッドホンなどを使っても音を聴ける。LINE出力と3.5mmステレオ出力は同時には使えず、どちらか片方しか使えない。
ディスプレイの真下に設置しているので、ボリューム調節ツマミにすぐ手が届く。
やや余談だが、PC100USB-HR2を買ったのは、前述のスピーカーFOSTEX「PM0.3BD」をMacにUSB接続してみたら、音がイイと感じたから。というか、Macのヘッドホン端子の音って、思っていたより音質がよくない、と感じたからだ。
Macのヘッドホン端子、スペック的にはハイレゾ対応で音は悪くないハズだが……Macのヘッドホン端子を使ってFOSTEX「PC100USB-HR2」とアナログ接続するより、MacとFOSTEX「PC100USB-HR2」をUSB接続したときのほうがずっと高音質、と感じる。
そうなのかー。じゃあ、と思ってわりと評判がいいFOSTEX「PC100USB-HR2」を、「大きめボリュームもあるから便利かもー」と思って買ったというわけだ。
ちなみに、MacとスピーカーFOSTEX「PM0.3BD」をUSB接続したときと、MacとスピーカーFOSTEX「PM0.3BD」をPC100USB-HR2経由で接続したときで、聴き比べてみたが、どっちも十分イイ音。もうMac Studioのヘッドホン出力使わないかも?、みたいな?
FOSTEX「PC100USB-HR2」は便利だが、ちょっと使いにくい点も
FOSTEX「PC100USB-HR2」はUSB-DACとしても音質が良好だし、適度に重みのあるボリュームノブも回しやすいし、小さいのに安定感があって、なかなか快適。なのだが、ちょっと不便な点がいくつかある。
ひとつは机上に置くとボリュームノブが邪魔してLEDインジケーターが見えないこと。このインジケーターは入力ソースのサンプリング周波数によって色が変わる。32?48kHzだとグリーン点灯、88.2?96kHzだとオレンジ点灯となる。まあ俺の場合は48kHz以上出力することはほぼないので、LEDインジケーターが見えなくてもいいんスけどね。
フツーに机上に置いた状態。斜めからならLEDインジケーターが見える。
見る角度が少し変わるとLEDインジケーターが見えなくなる。LEDインジケーターがボリュームノブの向こうにあるため、真正面に置くとLED発光色が全然見えない。ちゃんとPCとUSB接続されたのを確認するためにも、やはり見えていてほしい。
それと、ヘッドホン端子が本体後ろ側にあるのが使いにくい。まあ本体をちょっと持ち上げてヘッドホンつなげて、ってすればいいのだが、前側にあって欲しかったニャー、と。俺の場合は有線ヘッドホンとかあまり使わないからいいんスけどね。
本体背面にあるヘッドホンジャック。この位置は使いにくいニャ?。
それから中途半端に傾いているので、なんかこうボリュームノブが微妙に回しにくい。ペッタリと寝ているか、もっと起きているほうがいいなぁ、とか思う。
……もっと立っていたら、回しやすそうだし、LEDインジケーターも見えるし。……そうなったらかなりイイのでは? と思って一工夫してみた。そのビフォーアフターを写真にて。
なにもしないでただ置くと、こういう感じに。LEDインジケーターは見えないし、ボリュームノブもちょっと回しにくいような。
本体を少し立てて置けるようにした。するとボリュームノブがより回しやすくなり、LEDインジケーターもちゃんと見えるようになった。また、本体は写真の位置に耐震粘着ジェルみたいなので固定したので、すごーく安定的に使えるようになった。
使ったパーツがこちら。FOSTEX「PC100USB-HR2」は、そのまま使うとUSBケーブルやRCAケーブルが丸見え状態になってしまう。なのでそれぞれL型コネクターを介して接続し、ケーブルを目立たなくした。また、本体のより立たせて置くため、適当な四角いモノを本体背面に貼り付けた。貼り付けは耐震ジェルみたいな粘着テープで行った。
本体にパーツを取り付けた様子。これをディスプレイ下の台座に耐震ジェルみたいな粘着テープで貼り付けた。
という感じで、FOSTEX「PC100USB-HR2」を活用中。回し心地のいいボリュームノブを使い、手元でサッとボリュームを変えられるのがとても便利。手元ボリューム欲しいゼってかたにオススメしてゆきたいッ!!!