米トラック労組、大統領選の支持候補を18日に決定も

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David Shepardson

[ワシントン 16日 ロイター] - 全米トラック運転手組合(通称チームスターズ)のショーン・オブライエン会長は16日、記者団に対し、組合が18日にも米大統領選でどの候補を支持するかを決める可能性があると述べた。

組合代表らは同日、民主党候補のハリス副大統領と面会。ハリス氏と約1時間会談したオブライエン氏は記者団に「(決定を)先延ばしすることはできない」と述べた。

チームスターズは、既に行った組合員投票の結果を18日に執行部に提出する。組合がどの候補も支持しないという選択肢はあり得るか、との質問に対してオブライエン氏は「あらゆる選択肢を検討する。確実に正しい決定を下せるようにする必要がある」と語った。組合員投票の結果は重要だが、唯一の判断材料ではないとも述べた。 

チームスターズの代表らは1月に共和党候補のトランプ前大統領と面会している。オブライエン氏は7月の共和党全国大会で演説したが、ストライキを行った労働者の解雇を示唆したことを巡り、トランプ氏を批判してもいる。

全米自動車労働組合(UAW)など大半の主要労組はハリス氏を支持している。チームスターズは組合員130万人を擁する米国最大規模の労組の一つで、どの候補を支持するかは、ミシガン、ネバダ、ペンシルベニアなど、チームスターズが強い基盤を持つ激戦州の勝敗を左右する可能性がある。