陸上、ダイヤモンドリーグ最終戦ブリュッセル大会、男子棒高跳び。跳躍に臨むアルマンド・デュプランティス(2024年9月13日撮影)。(c)NICOLAS TUCAT/ AFP

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【AFP=時事】陸上、ダイヤモンドリーグ(Diamond League 2024)の最終戦ブリュッセル大会(Memorial Van Damme)は13日、各種目が行われ、男子棒高跳びのアルマンド・デュプランティス(Armand Duplantis、スウェーデン)が圧倒的な強さで優勝し、無敗でシーズンに幕を下ろした。

 今季は世界新記録を3度更新し、その数字を6メートル26まで伸ばしたデュプランティスは、低い気温となった会場のボードゥアン国王スタジアム(King Baudouin Stadium)で、またしても別次元の力を見せつけた。

 この日は5メートル62、5メートル92、そして大会新記録となる6メートル11の計3本しか跳ばずに優勝。エマヌイル・カラリス(Emmanouil Karalis、ギリシャ)と地元ベルギーのベン・ブローダース(Ben Broeders)が共に5メートル82をクリアし、それぞれ2位と3位に入った。

 2日間で行われる今大会の初日には、パリ五輪のメダリスト82人が出場し、その大半が大いに実力を発揮した。

 女子100メートルでは、パリ五輪女王のジュリアン・アルフレッド(Julien Alfred、セントルシア)が10秒88で優勝。シャカリ・リチャードソン(Sha'Carri Richardson、米国)は、8位に終わった。

 強豪がひしめく男子1500メートルでは、ヤコブ・インゲブリクトセン(Jakob Ingebrigtsen、ノルウェー)が3分30秒37で勝利した。

 女子走り高跳びの世界記録保持者で、世界陸上とパリ五輪の金メダリストであるヤロスラワ・マフチク(Yaroslava Mahuchikh、ウクライナ)も1メートル97を記録し、ニコラ・オリスラガース(Nicola Olyslagers、オーストラリア)を試技数差で抑えて優勝を飾った。

 男子100メートルでは、アッキーム・ブレーク(Ackeem Blake、ジャマイカ)が9秒93で勝利し、クリスチャン・コールマン(Christian Coleman、米国)が10秒00で2位、フレッド・カーリー(Fred Kerley、米国)が10秒01で3位に続いた。

【翻訳編集】AFPBB News

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