【漫画】登山するうえで不可欠の「熊対策」。でも一番効果的なのはきっと熊鈴でもスプレーでもなく…
『レジャー白書2022』によれば、登山の参加人口は440万人(21年度)。一時のブームから落ち着きを見せたとは言え、今もたいへん多くの方が楽しんでいます。一方、登山を通じて遭遇した出来事や気づいたこと、”あるある”などをブログで発信し、人気を博しているのが主婦のたまごさん。今回のテーマは「熊対策」です。
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熊は大丈夫?と聞かれて
季節柄、熊出没のニュースを耳にする機会が増えてきました。
家族からも「熊は大丈夫?」と心配されることが増え、正直、私自身も少し不安なところがあります。
そんな私がしているクマ対策、その第一はなんといっても「遭遇を避ける」ことにあります。
単独登山の機会がほとんどの私ができる工夫は…
●熊鈴を鳴らしながら歩く
●人が多い山域を選ぶ
●事前にネットなどでクマの目撃情報をチェック
【1】熊鈴を聞く機会が増えた
などでしょうか。
ちなみにクマ撃退スプレーは普段持ち歩いていません。持っているべきかもしれませんが、いざという時に使いこなせる自信がないんです…。
「ここに人間が居る」と熊に知らせることが大切
ともあれ多くの場合、クマは人を避けようとする習性を持っているとされます。
【2】聞こえてきたのはほかのグループの会話
人間を襲ったクマも、突然人と出会ったことで驚き、自らを守ろうとした結果、攻撃してきた…というケースが多いようです。
また、良く知られていることですが、特に子連れの母熊は子熊を守るために攻撃的になっています。山の中で絶対に遭遇したくない存在です。
なので、あらためて記せば、熊がいる山に私達が入っていく以上、自分から「ここに人間がいるよ」と絶えず熊に伝えることが大切、ということになるでしょう。
不安が増すように
以前は、なるべく静かに、山の音を楽しみながら歩いていましたが、最近はそうもいきません。私も多くの方と同様、登山時には熊鈴を鳴らして歩くようにしています。
【3】でも実は会話レベルを超えていて…
むしろ今では、誰もいない薄暗い樹林帯を、長時間一人で歩いていると、なんだか不安を覚えるまでになってしまいました。
熊鈴だけでは不安なので、持っていたペットボトルを「ペコペコ」と鳴らしたり、ストック同士をぶつけて「カンカン」と鳴らしたりしながら、歩くこともしばしば。
登山をしない家族からはなかなか理解してもらえない
そんなピリピリした気持ちの時、背後から別の登山客の会話が聞こえてくると、少しだけ安心します。
たまに「これは会話ではなく大声なのでは」と思うくらいのおしゃべりも聞こえてきますが、その響き具合を耳にして「このおしゃべりこそ、人間がいるのを示す効果として、最も優れているのでは…」と思ったりも。
熊は怖いけれど、山には登りたい。
この複雑な気持ち、登山をしない家族からなかなか理解してもらえません。私だって登山をしない立場だったら、「そんなに怖いなら、登りに行かなきゃいいのに」って思いますもの。