政治経済、世界情勢を頭に入れるべく頑張って新聞読んでます

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お笑いの仕事だけでなく、女優・エッセイストとしても忙しい毎日を送る青木さん。今回は「物知り風のビジュアルの人として」を綴ります。

【写真】超真剣な眼差しで新聞を読むクティと青木さん

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青木さやか「むくみが10年も続いている。足が重い、膝が丸い、足首が太い…運動より〈毒出し足もみで老廃物を出す〉が先決らしい」はこちら

政治家よりも政治家にみえる私

試しに新聞を取ることにした。

見た目は物知り風のビジュアルをしているわたしだ。ビシッと鮮やかなピンクのスーツなど着た日には、政治家よりも政治家にみえる。はきはきとした受け答えもまた政治家が似合いそうな要素が倍増する。15年以上前から蓮舫さんのモノマネができるんじゃないか?やってみたらどうか?仕分け仕分けと叫んでみたらどうか?と言われたものだ。

だが、わたしの頭の中には、政治経済のことは全くと言っていいほど入っていない。知らないのだ。
都知事の名前は知っているが(主に清水ミチコさんのモノマネで存じ上げている。都知事の情報を清水さんの武道館ライブで得るのみってどうなんだ!)
この方が実際どのようなことをしていらっしゃるのか、この方が都知事になってどう都に影響を与えているのか、指示したいとか、したくないとか。
正直知らないから、わたしには意見がない。

時々、会話の中で政治経済の話になるとわからないから、ふんふんと聞いてるふりをするが、結局正直者として生きていきたい癖が出て
「わたし、全くわからない!」
と叫びたくなるのだ。

それが今だ。


新聞とクティ

コメンテーターできそうな雰囲気の私

なんとなく、コメンテーターできそうな雰囲気があるが、自分でもわかっているのだ。できない。
何故できないと思うのか、知らないからだ。知っていれば自分の意見を持つことがあるだろう。あるに決まってる。自分の意見発表したい癖だって、わたしには大いにあるのだから。


テーブルの上でくつろぐクティとシティ

こんなわたしだが、呼んでいただければ頑張る。一夜漬けをして頑張る。が、きっと足りてないようで話が展開していくとあっという間に適した質問すら検討がつかなくなる。わたしのための勉強会じゃないわけだから、話の腰を折るのは避けたい。流れを止めてまで聞くことなのか、という判断もつかない。

はあ、、、。

とため息ついてテレビ局をあとにする。

自分の意見が言えるようにしたいし
お役にも立ちたいし
50歳超えたし
実際政治経済、世界情勢知りたいし。

本連載から生まれた青木さんの著書『母』

だから新聞をとりはじめた

そんなわけで新聞を試しにとりはじめたのだ。

「新聞とりはじめたんですよ」
と友人に言うと

「えー偉い!」
とか何故か褒められて悪い気はしない。
ポストに新聞をとりにいくのも、新鮮だ。(小学生ぶりな気がする!)
それを近所の人に見られるのも誇らしい。(誰もどうも思ってないと思うが)

新聞は油断すると、3日分くらいあっという間にたまる。頑張って一面から読むが、理解までいかなくて、ついスマホを手にして、ネコの動画を1時間もみてしまい、いけないいけないと新聞に戻ると今度は、足の裏の疲れがとれるソックス的なものだとか、ホンモノ顔負けのネコの人形だとかの、惹かれる通販ページが出てきて、そこで30分。さらに新聞の中から旅のツアーのチラシなんか出てきて、わたしの大好きな温泉and神社仏閣のツアーが満載で、ここでも30分。

いや、わたしが頭に入れたいのは、政治経済、世界情勢。
にしても、知らない単語が多すぎる。太字すら、?
一旦、中高生新聞から始めるとするか!