両親合わせてG1・12勝&凱旋門賞3勝 英の良血馬が9馬身差で初白星

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 現地時間16日、イギリス・ウインザー競馬場で行われた未勝利戦(芝1630m)で、1番人気に支持されたドーハ(Doha、牝3、英・R.バケット厩舎)が初勝利を挙げた。

 同馬は父シーザスターズ(Sea The Stars)、母トレヴ(Treve)、母の父モティヴェーター(Motivator)という血統で、両親合わせてG1・12勝&凱旋門賞3勝となる超良血。英国の競馬メディア『Racing Post』も「血統が示す通りの勝利だ」という見出しで、初白星を報じている。

 父は名繁殖アーバンシー(Urban Sea)の仔で、半兄には大種牡馬ガリレオ(Galileo)がいる良血。現役時代はデビュー戦こそ4着に敗れたが、以降は負けなしのままキャリアを終え、09年には英2000ギニーから凱旋門賞までG1・6連勝を飾った。

 母は13年の凱旋門賞でオルフェーヴルを抑えて勝利した馬として、日本の競馬ファンにも馴染み深いだろう。翌年には史上6頭目、牝馬では77年ぶりとなる同競走連覇。そのほかにも仏オークスやサンクルー大賞などを勝ち、G1・6勝を挙げている。

 今年9月のデビュー戦は3着、同月末の2戦目も4着だったが、3戦目で待望の初勝利をつかんだ。将来、凱旋門賞などの大舞台で活躍できるか。今後の動向から目が離せない。