NTTドコモが紹介する「nuvo FOMA verson」。(撮影:東雲吾衣)

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最新の携帯電話や無線通信の技術を展示した「ワイヤレス・ジャパン」(リックテレコム主催)が19日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。21日まで。会期中は、通信業界の関係者など3万4000人の来場を見込んでいる。

 11回目を迎える同展には、国内外の約170社が参加。会場では、音楽機能やクレジットカード機能を備えた携帯電話や、ワンセグ放送に対応した端末など、最新の技術に注目が集まった。

 NTTドコモ<9437>は、外出先からでも携帯電話の画像を見ながら操作できるロボット「nuvo FOMA verson」(ヌーボー・フォーマ・バージョン)を展示。テレビ電話対応商品の開発に必要な機能を名刺サイズの基板に組み込んだ「FOMA AVユニット」を使用し、画像を見ながら、ロボットの遠隔操作を行える。ロボットに取り付けられている小型カメラの映像が、携帯の画面に映る仕組みで、留守中の室内の様子なども確認でき、赤外線センサーにより、照明やエアコンの操作も可能だ。今年の10月に発売予定で、価格は60万円ほどになる見込みだという。

 入場料は3000円だが、ウェブ上で事前登録すれば無料。【了】

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