有吉弘行に「どんな仕事でもいいからやりたい」と明かした蛭子能収

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11日深夜放送のバラエティ番組『有吉クイズ』(テレビ朝日系)で、有吉弘行(47)と蛭子能収(73)の対談VTRが流された。昨年7月のテレビ番組でレビー小体病とアルツハイマー病の合併型認知症であることが明らかになった蛭子だが、彼を気にかけていた有吉は元気そうな姿に安堵したようである。

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2020年に入ってから物忘れが悪化した蛭子能収は、日常生活にも支障をきたすようになった。心配した妻やマネージャーがテレビ東京系『主治医が見つかる診療所』に相談し、専門医による検査を受けることになった。問診や簡単な計算などの認知症テスト、MRIによる画像分析の結果から「レビー小体病とアルツハイマー病の合併型である」と診断されたのだ。『主治医が見つかる診療所』の司会を務めていた東野幸治(54)は、この結果に大変なショックを受けたとYouTube『東野幸治の幻ラジオ』で語っていた。ホテルにいるのか自宅にいるのか分からなくなったり、幻視の症状が出ていると聞き「まだ72歳(当時)でしょう?」と絶句。自分の20年後だと思うと、東野は怖くなってしまったという。しかし蛭子は「これからは泊まりではなく、都内でできる短時間の仕事をやっていきたい」と前向きであり、東野も昔からの仕事仲間として「もともと蛭子さんは性格もあまり良くないし(認知症になっても)あまり変わらないと思うので、是非是非また一緒に仕事をしたい」「頑張っていただきたい」と励ましの言葉を送っていた。

一方で有吉弘行は、2010年からツイッターを始めるも途中から更新がおざなりになった蛭子がたまにつぶやくと「久々にエビちゃんがツイート!!」と反応したり、2017年にはテレビ番組の麻雀企画の参加者を彼がツイッターで募った時は、有吉がリツートしたところものすごい数が集まるなどさりげなく蛭子の力になっていたものだ。彼の現状を聞いた有吉は、ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)で「“仕事がしたい”という彼の希望を尊重してあげて欲しい」「ご本人がよければ復帰して、頑張って元気にやって欲しい」と認知症であってもテレビに出たり、仕事をしたいという蛭子の気持ちに理解を示していた。

その有吉が、数年ぶりに『有吉クイズ』の企画で蛭子と再会した。今はあれだけ好きだった麻雀やパチンコもやっておらず、自然の木々や花を見ているのが一番楽しいという。「ずいぶん真人間になりましたね」「あんな不良だったおじさんが」と感想を漏らす有吉に、「えへへへ」と苦笑いする蛭子。蛭子の大好物がカツカレーだったことも、有吉はちゃんと覚えていた。病人扱いせず以前と変わらぬやり取りをしてくれることに、蛭子はリラックスしながら会話を楽しんでいたようだ。今後は「どんな仕事でもいいからやりたい」と意欲を見せると、有吉は「熱湯風呂とか?」とニヤニヤしていたが、ツッコミながらも終始表情は優しかった。

最後に、今年4月に元フリーアナウンサーの夏目三久さんと結婚した有吉へ2人が並ぶ直筆のイラストをお祝いとして手渡した。「下手!」「蛭子さん、遺作かなぁ」と毒舌を吐きながら有吉は手に取り、何度も「嬉しい」と言いつつじっとイラストを眺めていた。15分ぐらいで描きあげ下書きもそのまま残っていたが、有吉にとって大切な宝物になったようである。

そして12日の『蛭子能収(YoshikazuEbisu)@ebisu_jp)Twitter』には、動画で「有吉さん、番組に呼んでくれてありがとう」との蛭子からの感謝の言葉と有吉とのツーショットが投稿された。リプライ欄には「元気な蛭子さんが見れて嬉しかったです。これからも体に気をつけて無理せず顔を見せて下さい」「変わらない有吉さんとのやり取りを見れて良かったです」「似顔絵にかかった時間で爆笑しました本当、ホッコリしました」「有吉さんも凄く嬉しそうでしたね」とたくさんの励ましの声が届いている。

画像2、3枚目は『有吉弘行 2021年10月12日付Instagram「えびちゃんありがとう。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)