前半戦17試合を終えて、勝ち点数は17。順位は14位と低調なシーズンを過ごすヘルタ・ベルリンでは、その苛立ちを募らせた250名のファンたちにより、土曜日にミヒャエル・プレーツ競技部門取締役、そしてヴェルナー・ゲーゲンバウアー会長への対人要求が行われた。

 すでにベルリンの警察では、この日の午後15時から17時にかけて、ベルリン五輪スタジアムの前でデモ活動への許可証が発行されていることを認識しており、この日の夕方に開催されているブレーメンとのホーム戦を前に、ファンたちがその不満を高らかに声をあげ訴えている。

 とりわけプラカードなどを用いて展開された今回のデモ運動では、長年にわたり不振を続けるプレーツ取締役への責任問題を追求しており、警察監視の下で、コロナ対策を遵守する形で実施。

 なおプレーツ氏本人は木曜日に「責任者である以上は批判の声も受けるものだ」と淡々とコメント。そして「人々がこの現状に不満を抱いているということを、私自身よく理解している。そして実際に我々もまた、現状に決して満足していない」とも強調した。