手間なくおいしく仕上がるカレーは、忙しい主婦の強い味方。スパイスの香りが食欲をそそり、夏バテを吹き飛ばしてくれます！

「いつものおうちカレーには正直なところ飽き気味…」という人にこそ試してほしい、変わり種カレーレシピを料理家の上田淳子さんに教わりました。新発見だらけのおいしくつくるコツもお見逃しなく。

カレーは季節で野菜を衣替え。ニンニク、ショウガを使って本格味に！


カレーはどんな野菜とも相性がいいので、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ以外の食材にも目を向けましょう。旬野菜を使ったり香味野菜で変化をつければ、同じルウでもいろいろな味を楽しめます。


●手羽元とキノコのカレー



キノコは好みのものをたっぷり入れて。骨つき肉がごろっと入って満足度大なカレーに。手羽元はひき肉や薄切り肉より火がとおりづらいので、長めに煮るのがポイントです。




手羽元とキノコのカレー

【材料（4人分）】

・鶏手羽元　8本

・A［塩小さじ1／2　コショウ少し］

・シメジ　1パック

・シイタケ　1パック

・マッシュルーム　1パック

・タマネギ　1／2個

・B［ニンニク（すりおろす）、ショウガ（すりおろす）、サラダ油各小さじ1］

・カレールウ　約100g

・バター　10g

・温かいご飯　茶碗4杯分


【つくり方】



（1）　手羽元にAをすり込む。キノコ類は石づきを除き、シメジは小房に分ける。シイタケ、マッシュルームは食べやすい大きさに切る。タマネギは薄切りにする。



（2）　鍋にBを入れて中火で熱し、香りが立ってきたら（1）の手羽元を加える。少し色づくまで2分ほど炒め、（1）のキノコ類、タマネギ、水3カップ（分量外）を加える。



（3）　煮立ったらアクを除き、フタをして弱火にする。15分ほど煮て火を止め、ルウを加えてやわらかくなったら混ぜ合わせる。中火で熱して2〜3分煮て、仕上げにバターを加える。器にご飯を盛り、カレーをかける。



［1人分296kcal］




●豚バラとキャベツのカレー

豚バラとたっぷりのキャベツを使った具沢山カレー。仕上げにもショウガを加えアクセントに！　キャベツはカサがあるため、あとで入れた方が豚肉のアクが取りやすくなります。



【材料（4人分）】

・豚バラ薄切り肉　250g
・キャベツ　1／2個（500g）
・長ネギ　2本
・A［ニンニク（すりおろす）、ショウガ（すりおろす）、サラダ油各小さじ1］
・カレールウ　約100g
・バター　10g
・ショウガ（すりおろす）　大さじ1／2
・温かいご飯　茶碗4杯分


【つくり方】

（1）　豚肉は4cm長さに切る。キャベツは食べやすい大きさにちぎり、長ネギは2cm幅に切る。

（2）　鍋にAを入れて中火で熱し、香りが立ってきたら（1）の豚肉を加える。少し色づくまで2分ほど炒め、（1）の長ネギ、水3カップ（分量外）を加える。

（3）　煮立ったらアクを除いて（1）のキャベツを加え、フタをして弱火にする。8分ほど煮て火を止め、ルウを加えてやわらかくなったら混ぜ合わせる。中火で熱して2〜3分煮て、仕上げにバター、ショウガを加える。器にご飯を盛り、カレーをかける。

［1人分446kcal］

●教えてくれた人
【上田淳子さん】

料理研究家。海外での修業やシェフ、パティシエを経て独立。双子の息子の母で、20年以上食卓をきり盛りした経験から生み出されるレシピにファンも多い。著書に『子どもはレシピ10個で育つ
』（光文社刊）など

＜撮影／山川修一　取材・文／ESSE編集部＞