過酷な労働から作業者を解放…竹中工務店がロボット活用急ぐ
作業系は耐火被覆吹き付けロボットや自動で床上のゴミをかき集める清掃ロボット「TOギャザー」、コンクリート工事用の数機種を開発。3K(きつい、汚い、危険)的な現場作業をロボット化し、過酷な労働から作業者を開放する。
搬送系は搬送支援ロボット「クローラーTO」、自動追従台車「かもーん/ひもーん」を開発した。「かもーん」は最初に認識した人、物に追従し、台車を複数台つなげて運搬できる。これまでは熟練作業者が1台ごと押して運ぶ重労働だったが、作業者の負担を軽減し、本来業務の効率向上につながる。
開発は素早い成果が求められ、「1テーマで長くて3年」(洗光範生産本部生産企画部長)という。現場のノウハウを共有してメーカーと共同開発した後も、現場などで機能や品質の確認が重要だ。そこで最近は「左官業など施工会社、協力会社を巻き込む開発を増やしている」(洗部長)。現在、現場で試行中の機種は作業系、運搬系にハンドリング機「ジラフ」や高所作業車「アゲッチメント」を加え、約15に上る。
今後も開発が相次ぐ。コンクリート工事で床押さえなど左官工の省人化を図る新型「サーフロボ」は、2台導入時に約40%の省人化を目指す。「コンクリート分配器」は、コンクリート圧送配管作業(ポンプ工)を3人から2人にする目標だ。
(文=神谷信隆)
