[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2018年2月20日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、小松名物である塩焼きそばの人気の秘密とルーツを探っていました。

焼きそばといえばソースが主流なのかと思いきや、石川県小松市では、塩焼きそばが定番なのだそうです。


「小松名物塩焼きそば」ホームページより

太麺でもちもち

小松で出会う人に「好きな焼きそばの味付け」を聞くと「塩」と答える人が大多数。それほど塩焼きそばは市民に愛されて、中華の定番となっているのです。

市内の中華調理店ではメニューに「焼きそば」とあれば、イコール塩味の店が多いそうです。麺は太麺でもちもちなのも特長です。

10年前に結成された小松中華組合・青年部は、老舗中華料理店の2代目などの若手メンバーで活動していますが、何と「塩焼きそばを愛してやまない委員会」まで発足し、家庭用の塩焼きそばのデザインをプロデュースしました。

さらに、東日本大震災での炊き出し慰問に行ったり、地元の祭りでPRしたり、B級グルメイベントに出店したりとさまざまな活動をしています。

この塩焼きそばのルーツとなったのは、地元の老舗「清ちゃん」と「勝ちゃん」を経営していた高輪兄弟。この兄弟が考案し、小松うどんの製麺所・中石食品工業と共同開発して太麺を完成させました。

塩焼きそばは、最初は細麺だったのですが太麺にしたら大ヒット。昔は炒めた麺ということで「チャーメン」と呼ばれていたため、今でも「チャーメン」と注文するお客さんも多いとか。小松市民の人気の味。ぜひ味わってみたいものです。(ライター:りえ160)