NOTTVの二の舞にならないのか? 今年スタートの新放送サービス「i-dio」に勝算はあるのか

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地上波アナログ放送が終了したが、この電波(帯域)を利用した新しい放送サービス「i-dio」(アイディオ)が開始予定なのを知っているだろうか。

●FMラジオ局が進めている次世代ラジオ?
「i-dio」は、TOKYO FMや東京マルチメディア放送株式会社が主軸となっている。
最大の特徴は、
・地域ごとに異なった放送が可能
・データ通信を受信でき、ダウンロードも可能
・移動していても快適な受信が可能
・緊急情報を遅延なく一瞬で配信可能

といったものだ。

昨年終了を発表し、今年停止する「NOTTV」とは違い、「i-dio」は音声と静止画を主軸としたサービスと言えそうだ。

今年の3月から「東京」「大阪」「福岡」でサービスインする。
それ以外の地域では、
・2016年3月 東京・大阪・福岡
・2016年上期 名古屋・静岡・播磨・会津・神奈川
・2016年下期 関東・九州(エリア拡大)
・2017年上期 仙台・福島
・2018年 札幌・九州全域
・2019年7月まで その他の都市
となっており、2019年7月までに約78%の世帯カバー率を目指すとしている。

●対応スマホはすでに発売中
この「i-dio」は、既存のワンセグなど地デジチューナーや、ラジオチューナーは利用できない。

あくまでも専用チューナーを搭載した機器でないと受信できない。

それでは、対応スマホはまだかと言うと、実はすでに発売中なのだ。
2015年12月より、「i-dio Phone」(コヴィア・ネットワークス製)がSIMフリースマホとしてネット通販などで販売している。
3万円ほどで売られている5インチのSIMフリースマホながら、多くの特徴を備えている。
・3000mAhの大容量バッテリーと急速充電に対応
・地デジ(ワンセグ)に対応
・ワイドFMを含むFMラジオ対応
・ハイレゾ音源に対応
・i-dio放送対応(後日アプリにて対応)

と、SIMフリースマホでは珍しいワンセグ対応スマホなのだ。
また、大容量バッテリー搭載など、「i-dio」サービス以外の機能も魅力的なモデルと言えよう。

●普及のカギは機器の拡大
放送とデータの融合を目指した「i-dio」だが、この新しい放送は普及するのだろうか。
各地の放送開始時期は放送施設の都合があるため仕方ないとして、普及のカギはやはり「対応機器の多さ」だろう。


デモアプリによるとWi-Fi変換チューナーを無償提供の予定しているようだ

「i-dio」の放送をWi-Fiに変換するチューナーを無償で提供する予定があるようだが、別に機器を持ち歩くのでは面倒だ。

チューナー搭載機器を、積極的に出して、対応機器の拡大が求められるだろう。

「i-dio」対応スマホを出しました、で満足せず、ワンセグやおサイフケータイのように必要な放送に成長して欲しいものだ。

i-dioホームページ
布施 繁樹