環境省は5日、「CO2(二酸化炭素)削減/ライトダウンキャンペーン」を2006年も前年に引き続き、NPO主催の「100万人のキャンドルナイト」と連携して17日から21日まで開催すると発表した。期間中、施設や家庭の消灯を呼びかけ、温暖化防止に対する関心を高めるつもりだ。

 「消灯=スイッチ・オフ」を訴えるこの取り組みは、03年から夏至の日を中心に行われている。キャンペーン期間中にライトダウンに応じる施設は年々増加し、03年には全国で2278カ所だったが、06年は5月29日現在で既に14倍以上の3万3897カ所が登録している。

 ライトダウンキャンペーンのうち、施設や家庭の電気を一斉に消す「ブラックイルミネーション2006」が、18日午後8時から午後10時の間に開催される予定。ライトが消えた東京タワーのふもとでライブや朗読のイベントが開催されるほか、全国各地でさまざまな催しが開かれる。

 また、環境省、韓国MBC放送などが協力して、ソウル市内Nソウルタワーの下でライトダウンを行う「環境イベント」を15日に開催。この模様は、TBSラジオで19日午後8時から午後9時に放送される。【了】

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