藤村修官房長官は7日午前、海上保安庁が長崎県・五島列島沖で領海侵犯した中国漁船の船長を漁業法違反容疑で逮捕したことについて、「わが国国内法に基づき、捜査当局が着実に、適正に対処している」と述べた。同ニュースは中国でも報道されたが、「愛国論調」が強いとされる環球網で、「日本を支持」を表明するコメントが相次いだ。中国漁船が韓国の海洋警察の取り締まりを受け死者やけが人が出ていることと対比した。

 環球網のコメント欄は、日中間の問題が発生した際には、反日的なコメントが多く寄せられる。いわゆる「炎上」も目立つ。しかし日本の海上保安庁が中国人船長を逮捕した事件では、日本を非難するコメントも多いが、日本側の措置を支持し、韓国を非難するコメントの方が目立つ。

 「日本支持」との書き込みにまじって「韓国人は本当に人の気分を害する」、「韓国はろくなもんじゃない」などの書き込みがある。日本非難のコメントに対して「みんな注意しろ。ここに韓国のスパイがいるぞ」と書き込んだユーザーもいる。

 「実際のところ、中国人の問題は法律を守らないことだ。国内国外を問わない。われわれの民度は明らかに低い。日本の措置は正しい。ヒューマニズムにも合致する。ロシアだったらただちに銃撃していたはずだ」と、中国人自身の問題点を率直に指摘する書き込みもある。(編集担当:如月隼人)