【激安】謎のローカルスーパーが凄い! 「スーパー玉出」「業務スーパー」「オーケーストア」「いとく」など

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皆さんがいつもの食料品や生活用品などを購入するのに最も活用するお店といえばスーパーマーケットではないでしょうか。さまざまな商品が比較的安価で販売されているうえに、最近ではプライベートブランドの商品を展開する大手スーパーも増え、よりお得に買い物ができるようになりました。

地方にしかないスーパーを紹介



全国に展開しているスーパーというと「イオン」「西友」「イトーヨーカドー」「ダイエー」あたりが有名でしょうか。

しかし日本の全国各地にはもっとさまざまな、小さな規模で展開しているローカルスーパーがたくさんあり、いずれも大手に負けないよう独自の施策や営業展開を行っているのです。そんなローカルスーパーについてまとめてみましたのでどうぞご一読ください!

1. まいばすけっと



イオンといえば全国展開しているスーパーですが、実はイオングループが東京都、神奈川県、北海道だけで「まいばすけっと」というミニスーパーを展開しているのです。東京近郊に住んでいる人にしてみれば逆に「全国展開してなかったんだ!」と驚くかもしれませんね。

スーパーとコンビニの中間程度の規模で展開されているのですが、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の商品も多く、非常に気軽に利用できるスーパーだと言えるでしょう。



2. 平和堂



滋賀県を中心に150店舗展開しているスーパーの「平和堂」は地域密着を徹底していて、うち半数近くが滋賀県に集中しています。商品は滋賀県の製品の品揃えに力を入れていて、滋賀県産の近江牛や、米や蕎麦、野菜などでも地域産品が充実。そして「草刈りや雨どい、水回りの修理を引き受けます」といった生活のサポートにも力を入れています。

また、平和堂の会員制の買い物代行サービスは、食料品などの買い物だけでなく、地域の消費者向け(特に年配の方々)に向けて、電球の交換など、さまざまな日常生活のサポートサービスを提供しています。

3. ジミー(Jimmy’s)



沖縄県に展開するアメリカンスタイルのスーパー「ジミー」。地味に凄い品揃えで、見慣れない輸入商品が圧倒されるほど取り揃えられている。いわゆる「ウチナー物」も多く、本州で見かけるスーパーとは一風変わった雰囲気になっています。

ジミー最大の特色は、オリジナル商品がものすごく充実している点。パン、総菜、洋菓子、そしてケーキ。味もサイズもアメリカンなオリジナル商品の数々。アメリカ風のホールケーキが2000円以下で販売されるなど価格もお手頃です。そのため、ケーキは沖縄県内で人気があり、他のスーパーや空港などでも販売されています。

4. 業務スーパー



関東と関西を中心に、比較的全国に展開していますが、内容が特徴的なのでご紹介。その名の通り業務用サイズの商品が数多く販売されていて、品揃えが他店と全然違います。特に冷凍食品の豊富さや、牛乳パックに入った特大コーヒーゼリーなどは圧巻。業務用サイズが多いとはいえ、一般人でももちろん問題なく買い物ができるため、上手に活用するとさまざまな節約術を取り入れられる。近くに業務スーパーがある人はぜひ積極的に利用してみてください。





5. スーパーなかつじ



京都府の南部・相楽郡に位置する人口約4千人の小さな町・和束町に1店舗だけある超ローカルスーパーの「スーパーなかつじ」ですが、あまりのサービスの良さにわざわざ大阪などから足を運ぶ人もいる人気店。特筆すべきは自家製惣菜のクオリティの高さで、日によっては0円粕汁などを振る舞ってくれることも。

オーナーの中辻さんは良い食材が入ったら地域の人に声をかけ、夕飯のメニューの相談に乗ったり、その場でお料理教室を開いたり、頼まれたら調理器具を一緒に見に行ってくれたりもしてくれるそうです。

6. ラ・ムー



西日本、特に岡山エリアを中心に展開している「ラ・ムー」は安さだけでなく、敷地がとにかく広いということ。駐車場が広い上に、店内も余裕のあるつくりになっていて、大量購入に最適なのです。そしてソフトドリンク関連が驚愕価格になっていて、プライベートブランドの「D-PRICE」が激安。缶コーヒーは1缶なんと25円! 1.5リットルの炭酸系ジュースが98円で販売されています。肉やお菓子なども安いため、普段の生活だけでなく、BBQやパーティーなどの際の買出しには最適なお店なのです。

7. オーケーストア



東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・宮城県の1都4県に展開しているオーケーストアでは低価格に加え独特の割引システムを取り入れているのが特徴。オーケークラブの会員(加入料200円)に加入すると、価格がなんと「103分の3割引き」になるのです。微妙な割引率……。※宮城県の店舗を除く

全体的に価格は非常に安く、東京の物価が高い地域でも非常にリーズナブルな買い物ができるため、「東京都内で引っ越す際にはオーケーストアの有無をチェックしろ」とまで言う人も多いのです。



8. いちやまマート(山梨県)



山梨県を中心に13店舗を展開する「いちやまマート」では「健康志向の食品作り」をしています。なんと合成着色料の入った商品は一切店頭に並びません。このルールを決めた当初は、そんなことをして店が持つのかと社員も不安に思っていたようですが、主婦層からは絶大な支持を得ることができました。

さらに自社のプライベートブランドは無添加にこだわり、味噌やりんごジュースなど、食品添加物が一切入っていない商品を開発・展開しています。プライベートブランドは安さを売りにしているものが多いですが、いちやまマートでは「美味しくて安心なら高くても売れる」というコンセプトで商品開発もしているのですね。

9. スーパー玉出



大阪府や兵庫県に展開している「スーパー玉出」は「日本一 安売王」というコピーを掲げるほどの激安店。店名と派手な看板からはパチンコ屋を想像してしまうかもしれませんが、非常に関西的なスーパーなのです。随時「1円セール」と称した激安セールが開催され、条件付きで1円での買い物ができたり、牛肉や豚肉などが1グラム1円で販売されたりします。



10. マルサン



東のスーパー玉出とも言われるほどの激安スーパーとして知られるのが「マルサン」。店舗は埼玉県と千葉県に4店舗あるのみですが、テレビでも特集を組まれるほどの安さが売りとなっています。特に惣菜や弁当の安さは異常とも呼べるレベルで、1キロ入った焼きそば、ナポリタンは税抜き399円。8貫入ったお寿司は299円。ハンバーグ弁当、から揚げ弁当、豚丼や鮭弁当などは250円で販売される上にボリュームも満点。足を運んでみれば納得の激安ぶりなのです。

また、月に一度開催される「1ケタ市」では1〜9円の1ケタで買える商品が店頭に並びます。また10円セールは毎週行われていて、「ワンコインセール」では5円、10円、50円、100円といったワンコインで買える商品がどっさり並ぶそうです。人気があるのは生鮮部門、食品部門などのチーフが激安価格で競い合う「各部門対決」。負けた部門のチーフは翌日顔にヒゲを書かれてしまいます。

11. いとく



秋田県のスーパーマーケットで、地味に地域住民に愛されている存在。これといって話題になることはありませんが、秋田の新鮮野菜などが豊富で、秋田旅行に行ったら立ち寄ってみると面白いかもしれない店。



魅力的なスーパーがたくさん!



これらの他にも全国にはたくさんのローカルスーパーがありますが、特に有名なスーパーや個性的なスーパーを厳選してみました。大手スーパーが全国に出店している中で生き残るには、やはりそれなりの個性が必要なのでしょう。もしこれらのスーパーが近くにある場合は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/