“抱かれたい男ブランプリ”で影を落としたあのグループ(写真はイメージです)

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 7月18日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)で、「抱かれたい男グランプリ2017」が発表された。ジャニーズタレントに関しては、「ジャニーズ部門」として別にランキングが発表されている。

 そのジャニーズ部門のランキングで、1位を獲得したのはなんと木村拓哉(44)だった。木村は前回行われた投票では2位だったが再び1位に返り咲くかたちになった。SMAP解散騒動から「裏切り者」のレッテルが貼られ、イメージダウンが続いてきた木村だが、こうした状況下においても「見捨てたくない」と感じる女性ファンの心を掴んだようだ。

 また2位には前回9位のTOKIOの長瀬智也(38)が急上昇した。3位には前回同様3位の山下智久(32)がランクイン。次いで4位が生田斗真(32)という順になっている。このランキングでは、上位者にある共通点がある。

「彼らは全て、ジャニーズの中でも役者を中心として活躍しているメンバーです。そのため、ドラマなどの露出具合も大きく影響しているようにも思われます。現在長瀬は『ごめん、愛してる』(TBS系)、山下は『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)に出演中です。また生田と5位のV6の岡田准一(36)は、それぞれ主演映画の公開が控えています。次回同ランキングが発表されるときは、またその時期のドラマ主演勢が上位に食い込んでくるかと思われます」(芸能記者)

 今回2年ぶりに行われたこの企画だが、ジャニーズ俳優陣の露出具合を確認する指標の一つともいえそうだ。

のメンバーがこぞってランキング急落の要因は?

 一方、前回のランキング結果と見比べてみると順位を急落させている者もいる。特に大きく順位を落としているのがのメンバーたちだ。前回1位だった松本潤(33)は8位に、4位だった櫻井翔(35)は7位、8位だった二宮和也(34)は14位と、トップ10からも外れてしまった。ちなみに前回トップ10に入らなかった大野智(36)に限り、今回滝沢秀明(35)と共に9位にランクインしている。

「この結果は明らかにスキャンダルの影響です。松本は今年早々セクシータレントとの熱愛疑惑が報じられ、櫻井と二宮にはそれぞれ女子アナウンサーと熱愛報道があったため人気が急落している。の出演番組は目に見えて視聴率が落ちており、歯止めが効かない状況です。立て続けにスキャンダルが発覚したことで、彼らの見方が変わってしまった女性ファンが多かったのでは」(前出・記者)

 しかし、スキャンダルのない前回5位の相葉雅紀(34)も、11位と順位を落としているが、相葉にはどうやら違う理由があるようだ。

「相葉に関しては露出の多さに対し、その期待に応えきれていないことが反映されている。昨年の『紅白歌合戦』(NHK)の司会抜擢や、春の月9ドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系)でも主演をつとめましたがいずれも評価は散々。慣れない司会やぎこちない棒読み演技で多くの視聴者を落胆させた。とくに『貴族探偵』は視聴率低迷ではネガティブな報道も噴出し、一気にイメージが悪化した。相葉はスキャンダルがない反面、こうしたマイナス材料しか目立たなかったのがランクダウンに影響したのでしょう。一方のキムタクはSMAPファンから非難を浴びている以外では容姿の劣化や女性スキャンダルなどもなく、このランキングでは安定した支持を集めています」(前同)

 現在上位にランキングされているジャニーズタレントも、いつ順位を大きく落とすか分からない。キムタクの首位返り咲きとメンバーの人気急落という異変続出の事態に、人気稼業の儚さを見た思いだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。