人間の顔は右半分と左半分の作りがほぼ同じ、左右対象になっているように見えます。しかしよく見れば左右で微妙に異なるもの。笑ったり怒ったりした時の表情は、片目だけ大きく見開いたり、口の開け方が均一ではなかったりと、左右で違いがあります。ならば顔の右側と左側、果たしてどちらが魅力的なのでしょうか。多くの人にとって、左半分の顔の方が表情が豊かで魅力的だと言われているんです。

右脳と左脳の違い

人の感情は脳によってコントロールされています。脳は右脳と左脳に分けられ、それぞれ役割が異なります。右脳は感覚や感情をつかさどり、直感や芸術性、創造性、空間・図形的感覚に優れています。それに対し、左脳は話したり書いたりする言語能力、また計算や分析能力に優れています。また右脳と左脳は体の動きに影響を与え、右脳は体の左半分を操作し、左脳は体の右半分を操作しています。そのため右脳に異変が生じると、体の左側に運動麻痺などが起こりやすくなります。

顔の左半分は「ほんね顔」

脳のコントロールは顔の表情にも大きく関係しています。多くの人で左半分の顔の方が表情が現れやすいと言われるのは、右脳と直結しているからなんです。すでに述べたように、右脳は感覚や感情をコントロールするところ。だからそのまま感情が顔の左半分に表現されやすいのです。よく顔の左側は「ほんねの顔」とも言われますが、良くも悪くも感情がストレートに現れます。素直に感情表現できる顔の左半分は、表情豊かで魅力的であることが多いのです。他方、顔の右半分は計算や分析をつかさどる左脳に支配されるため、感情がでにくいのが特徴です。良く言えばクール、悪く言えば素の表情を見せることのない、マスクをつけたような顔なんです。そのため顔の右半分は「理性の顔」と呼ばれることもあります。

知っていると得する自分の魅力的な部分

顔の左半分に表情が出やすいことはよく知られており、例えば女優さんの写真を撮る時に、左側を中心に撮ることもあるそうです。顔の左半分の方が魅力的であることは、私たちもいろいろな場面で活用できそうですよね。写真を撮る時はもちろん、気になる異性がいる場合は、左側が見えるような位置に立ったり座ったりすると、自分の魅力をより一層見せることができるかもしれません。逆に仕事などで、相手に対して表情を隠しクールに見せたい時は、表情が出にくい、自分の右側を見せるような位置につくと良いかもしれません。

自分の顔は自分で見ることができないため、普段自分がどんな表情をしているのか知るのは難しいことです。でも知っている人は、自分の魅力的に見える部分を上手に利用しています。自撮りしてみたり、他人を見て研究してみるのも良いかもしれませんね。SNS投稿が好きな方は他にも可愛く撮れるテクについて知っておきましょう。


writer:Akina