24日、写真家の中西敏貴氏が自身のブログで、北海道美瑛町にある「哲学の木」が倒された顛末を報告した。

「哲学の木」とは、同町の畑に1本だけ立っているポプラの木の呼称で、観光客やカメラマンに人気の木となっていた。同日、この木が地主によって倒されたというのだ。

中西氏は、ブログで「さようなら哲学の木」と題した記事を投稿した。記事は「間違った情報や誤解された情報が流れてしまう前に、この記事をアップします」「地主さんから指名を受け、すべての顛末を記録させていただきました」との注意書きから始まる。

記事には「哲学の木は寿命を全うしようとしていました」とあり、自然に木が倒れて周辺の農作物の被害が出ないために、冬場のこの時期に倒すことを決断したことを明かしている。

しかし、「哲学の木」を倒した理由として「観光客やカメラマンのマナーの悪さ」も挙げている。観光客やカメラマンが「畑の中に入る」「雪の中で遊ぶ」という行為をやめなかったとか。

さらに近年、マナーの悪さはエスカレートしていき、昨年からは「撮影禁止」としていたそう。それでも、観光客らの畑への侵入は止まなかったという。

こうして、農家にとって「哲学の木」は「農作業の邪魔な存在」となり、同日「哲学の木」は重機で倒されたようだ。

中西氏は「農家は農業で生計を立てています。その彼らが決断したのですから、我々がとやかく言えた立場ではありません」「一番悲しいのは彼ら(農家)の筈です。どうか、そっとしておいてあげて欲しいのです」と訴えている。


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さようなら哲学の木

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