張本智和

写真拡大

 卓球のWTTチャンピオンズ横浜は、4日から6日間、横浜BUNTAIで男女シングルスが行われる。2年連続で日本開催される格付けの高い世界ツアーで、日本勢は、男子で世界ランク5位の張本智和(23)=トヨタ自動車=はWTTチャンピオンズで通算3勝目となる大会2連覇に挑む。女子で同3位の妹・美和(18)=木下グループ=とともに地元で初の男女のきょうだい“アベックV”にも期待がかかる。(取材・構成=宮下 京香)

 自国の期待を背負い、張本智が再び頂に挑む。2年連続で横浜が舞台となる真夏の大一番へ、「地元の日本開催は気持ちが入る。2連覇は難しいことだけど、今年も優勝を目指して頑張りたい」と、WTTチャンピオンズでは日本勢初となる2連覇へ気持ちを高めた。

 超満員4353人のホームの大歓声を一身に浴びた歓喜から1年。昨年大会は決勝で、当時8連敗していた世界ランク1位の王楚欽(おう・そきん)=中国=を4―2で破る金星V。日本のファンと歓喜を味わった。1年がたち、動画で振り返ることもあるといい「一生忘れられない」と特別な思いがある。「昨年は1点ずつ積み重ねることができた。力は去年より増している。今年は安定感のあるプレーを見てもらいたい」と成長を示す舞台にする。

 今大会は世界王者の王ら中国の世界ランク上位陣が不在。7月の米国スマッシュで日本勢初制覇した第1シードの松島や欧州の強豪がいるが「日本勢同士の決勝を目指して、皆で頑張りたい」と気合が入った。

 女子で第1シードの妹・美和も優勝候補筆頭だ。24年のWTTコンテンダー・チュニスでは兄妹“アベックV”を成し遂げたが、日本開催の大会でも期待が高まる。兄として「狙っていきたい。日本開催で一緒に優勝するのは難しいからこそ、価値がある。お互いが頑張れば可能生はある。まずは自分が目の前の試合に集中したい」。今夏も主役としてホームを盛り上げる。

 ◆WTTチャンピオンズ横浜 WTT(国際大会の子会社)が運営する世界ツアーで、格付けグランドスマッシュ、ファイナルズに次ぐ3番目。男女シングルスが行われ、世界ランク上位30人と開催国1、WTT指名の1人ずつの男女各32人のみが参加。日本開催は昨年に続き2回目となり、横浜BUNTAIで4〜9日まで。賞金総額は50万米ドル(約8000万円)、優勝賞金は4万米ドル(約640万円)。日本勢は男子で昨年大会王者の張本智ら男女各5選手が出場予定。