佼成学園が“都立の雄”国立に快勝 46年前の雪辱果たした藤田監督「今西先生にやっといい報告ができる」
◇第108回全国高校野球選手権 西東京大会2回戦 佼成学園8―1国立(2026年7月13日 スリーボンドスタジアム八王子)
打線が2桁12安打で8点を奪い、投げても背番号11の門間詠生投手(3年)と背番号18の日野拓真投手(3年)の2投手で1失点リレー。7回コールドで“都立の雄”国立を下し、佼成学園・藤田直毅監督は「相手が国立さんで期するものがありました。遅くなってしまったけど、やっといい報告ができると思います」と亡き恩師に思いを馳せた。
元阪急、大洋の投手で、佼成学園を3度甲子園に導いた元監督の今西錬太郎さんが6月28日に101歳で他界した。「僕の野球の道を開いてくれた方。今も野球で頑張れるのは先生のお陰です」という。その今西さんの下で、藤田監督はエース兼4番として1980年夏の西東京大会準々決勝で国立と対戦。延長18回引き分け再試合の末に敗れ、国立はその夏に都立勢初の甲子園出場を果たした。国立のエースだったのが後に東大でも活躍する市川武史さん。「初戦が国立さんなのは巡り合わせなんですかね。当時のまま、元気で明るく、リズムがよくて甲子園に行った伝統が生きてるチーム。(投手も)市川君を思い出すフォームで」。監督としては09年夏にも国立に敗れただけに、藤田監督は46年前の雪辱を果たした快勝劇をしみじみと噛みしめた。
初回に先制二塁打を放った高校通算40本塁打の4番・中村慈胤三塁手(3年)は「このまま勢いに乗って、監督を甲子園に連れて行きたい」と言った。46年前、佼成学園に勝った勢いで国立は甲子園に出場。あの夏と立場を替えて、佼成学園の進撃が始まった。

