AI需要によるRAMの不足が極まりつつある中、ソニーの次世代ゲーム機「PlayStation 6(PS6)」の価格が前世代機を大きく上回る1000ドル(約16万3000円)に迫るのではないかと懸念されています。

PlayStation 6 bill of materials nears $1,000 as RAM shortages worsen | TechSpot

https://www.techspot.com/news/112937-playstation-6-bill-materials-nears-1000-ram-shortages.html

著名なリーカーであるKeplerL2氏は「PS6の製造コストがここ数カ月で大幅に上昇した」とし、メモリ不足により価格が1000ドルに近づく可能性があると主張しました。

前世代機であるPlaystation 5(PS5)の発売時の価格は、PlayStation 5デジタル・エディションが税抜3万9980円、PlayStation 5(ディスク版)が税抜4万9980円でした。記事作成時点で前者は税込8万9980円、後者は税込9万7980円にまで値上がりしています。

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KeplerL2氏は2026年3月時点でPS6の部品原価(BOM)を約760ドル(約12万4000円)と見積もっており、本体を699ドル(約11万4000円)で発売しても、ユーザー1人あたり2〜3本のゲームを販売すればコストを回収できる可能性があると考えていました。しかし6月時点でBOMがさらに200ドル(約3万3000円)上昇しているため、販売価格が1000ドルに近づいていると予想しています。

RAM不足により、ゲーム機のほかPCやスマートフォンも軒並み価格が引き上げられています。

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さらに、ソニーが投資家に対して行った発言からは、同社がコスト増加分を自社で吸収するつもりがないこともうかがえます。複数の質問への回答で、代表執行役社長兼CEOの西野秀明氏は、PlayStationのユーザー基盤拡大よりも収益性を優先する方針を強調しました。

同社は、月間アクティブユーザー数を何としてでも増やすのではなく、サブスクリプションやDLCによる継続的な収益を通じて既存ユーザーから収益化することを目指しています。さらに、西野氏はPlayStationがリビングルームを超えて広がる「シームレス」な体験を提供することを目指していると述べたため、携帯型ゲーム機に関するうわさが再び注目を集めています。

KeplerL2氏を含む複数のリーカーは以前、「Canis」というコードネームのSoCについて説明していました。これはPS6向けプロセッサの小型版であり、携帯型ゲーム機向けのSoCとみられています。このチップは2.2GHzで動作するZen 6C CPUコア4基、RDNA 5 GPUコンピュートユニット12〜20基、128ビットバス接続のLPDDR5X-7500メモリ、15WのTDPを搭載するとされていて、携帯機でありながらMicrosoftのXbox Series Sを上回る性能を発揮できる可能性があります。

これらの仕様に基づき、専門家はCanisがすべてのPS4タイトルをそのまま動作させられるほか、開発元がパッチを提供すればPS5およびPS6のタイトルも実行できるようになると見ています。専門家は「ソニーはこのマルチプラットフォーム戦略によってPlayStationからPCへ移行したユーザーを呼び戻したいと考えている」と考察しました。