日本弁護士連合会は10月15日、公式Xで、サイトの障害を報告した

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 全国の自治体などでホームページ(HP)につながりにくくなるシステム障害が相次いだ問題で、衆院選公示日の15日、自民党のHPもつながりにくくなっていたことが分かった。

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 党本部によると、同日午後4時半ごろ〜午後10時半ごろ、党のHPのトップページがつながりにくくなっていたという。衆院選用の特設サイトはつながったといい、広報担当者は「原因は調査中」としている。

 また、日本弁護士連合会のHPも14日午後からつながりにくくなった。「海外から大量アクセスがあり、因果関係を確認中」だという。

 システム障害のあった自治体の中には、海外からの大量アクセスを確認し、大量のデータをサーバーに送りつけてHPを閲覧できなくする「DDoS攻撃」の可能性があるとみる自治体もある。

 関係者によると、親ロ派のサイバー攻撃集団が数日前から、「攻撃先リスト」として日本の自治体や民間団体をあげ、SNSなどで公開している。朝日新聞の取材によると、リストにある自治体や団体の一部でシステム障害が確認されている。