17日、ホワイトハウスで記者会見するカービー米大統領補佐官=ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン、エルサレム共同】カービー米大統領補佐官は20日の記者会見で、米国がイスラエルに対する一部の爆弾の供与を停止していることを批判したネタニヤフ首相の動画声明に「深く失望している。いら立ちを覚える」と述べた。米国ほどイスラエルに手厚い軍事支援をしている国はないと反論した。

 ネタニヤフ氏は動画声明で、バイデン政権がガザ最南部ラファへのイスラエル軍の地上侵攻計画に反対し、5月に一部の爆弾の輸送を停止したことに言及。「あり得ない」と不満をあらわにしていた。

 ネタニヤフ氏は20日、「生存をかけた戦争に必要な武器が手に入るなら、私は個人攻撃を受ける準備ができている」との声明を発表した。

18日、イスラエル・テルアビブの墓地で演説するネタニヤフ首相(AP=共同)