【大岩Jのパリ五輪メンバー予想】OA枠は遠藤航と板倉滉の2人か。“ラストピース”佐野航大は重宝されるはず
すでに大枠となる50人の予備登録リストの提出は済んでいると見られ、6月末と言われている最終メンバーの選定に向けて折衝作業を進めている段階だ。
インターナショナルマッチウィーク外に行なわれるパリ五輪は代表チームに拘束権がなく、ベストメンバーを組める保証は一切ない。同じくインターナショナルマッチウィーク外に行なわれた4月のU-23アジアカップ(パリ五輪のアジア最終予選)でもメンバー構成に苦戦したように、本大会も直前まで誰を招集できるかは不透明だ。
特にOAの選定は苦戦しており、一部報道ではOA枠で遠藤航(リバプール)や板倉滉(ボルシアMG)の名前が上がっているが、簡単な話ではない。前者は監督交代初年度のシーズンとなり、後者は移籍の可能性があるため、交渉は一筋縄ではいかないだろう。OA枠を全て使い切れないケースがあっとしても不思議ではない。
一方でパリ五輪世代の招集に関して、国内組は1チーム2名でそれ以上の選手を招集する場合は交渉となるが、現時点で海外組はOA枠の選手と同様に確定事項がない。先日のアメリカ遠征に参加した面々が現状で本大会に呼べる可能性が高いと言われているが、こちらも最後の最後までどうなるかは分からないだろう。
その前提条件を踏まえたうえで現状のベストメンバーを探っていくと、まずGKは小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)と鈴木彩艶(シント=トロイデン)が有力だろう。前者はレギュラーを務めたU-23アジア杯で目覚ましいプレーを見せ、後者はA代表で経験値を積んできた。どちらも甲乙つけがたい力を有しており、レギュラー争いは混沌としている。コンディションを見極めながら、最後の最後までポジション争いは続いていくはずだ。
ただ、この2人は海外クラブの所属で今夏に移籍の可能性もある。その場合は1月のアジア杯でA代表を経験した野澤大志ブランドン(FC東京)が候補に上がってくるだろう。
最終ラインは6名で構成するのが濃厚だ。3枚と見られているSBは右に関根大輝(柏)、左に大畑歩夢(浦和)が入ると予想し、残る1枠は半田陸(G大阪)に託したい。アメリカ遠征で右サイドに加えて本職ではない左SBでもプレーしており、複数ポジションができる強みは登録人数が限られた五輪ではプラスに働くはずだ。
CBはOAで板倉を招集できた場合、残る枠は2つ。アジア杯で評価を高めた高井幸大(川崎)と、同大会で副キャプテンを務めた西尾隆矢(C大阪)が最有力と見るが、怪我の回復次第ではアメリカ遠征に参加していない木村誠二(鳥栖)の抜擢もあるかもしれない。チェイス・アンリ(シュツットガルト)も含め、ギリギリまで状態を見極めながら選定を進めていくことになりそうだ。
セントラルMFの枠は5枚とみる。遠藤を招集するとなれば、アンカーのポジションを任せる可能性が高い。その場合、大岩ジャパンで発足当初から中盤の底でプレーしてきた藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)を配置転換するはず。1列前のインサイドハーフで起用する構想があってもおかしくない。
その状況下で考えれば、残る枠は3つ。アジア杯で主軸を務めた松木玖生(FC東京)、山本理仁(シント=トロイデン)の信頼度が高く、Jリーグで好調を維持している荒木遼太郎(FC東京)もアジア杯同様に攻撃の切り札として手もとに置きたい。
