元セクシー女優が「裏方スタッフのギャラ事情」を暴露。ヘアメイクは“女優よりも高額”となるケースも
◆セクシーな撮影現場の「ヘアメイク」はどんな人？
撮影現場を支えるのは、敏腕な裏方スタッフたち。女優なくては作品が完成しないものの、裏方あっての現場であることに間違いはない。特に出演者を彩るヘアメイク担当も絶対に欠かせず、女優、事務所のマネージャー、メーカーのスタッフ全員頭が上がらない存在といってもいい。
セクシー女優を担当すると言っても、求められる技術は他とそう変わらないが、他の現場にはない条件となるのは、まず「ビデオの現場がNGではない」こと。「そんなん当たり前だろ！」というツッコミがくるとは思うが、セクシーな現場にNGを出すメイクも結構いる。だからこそ選出する場合は「あらゆるジャンルに抵抗感を抱かないか？」から絞っていく流れとなる。
◆男性メイクとの“なし崩し的なイベント”は…
ただセクシー界隈専門の人はおらず、あらゆる仕事に着手するのが一般的。大抵はフリーで活動し、普段はモデルがいるような大きな現場で活躍する技術が高いメイクも、こちらの界隈の案件を並行して受けるケースが多い。
性別は男性、女性、ジェンダーレスと様々。セクシー女優相手に男性のヘアメイクだとよからぬことが起きるんじゃないか……とハラハラするかもしれないが、はっきり言ってそれはない。
ヘアメイクの詳しい仕事内容については後述するが、彼らは人の着替えを手伝うやら、靴を履かせるやらが日常茶飯事。そもそもメイクをする＝肌に触れるのだから、相手が異性だろうが何だろうがいちいち気にしていたら仕事にならない。よって、男性メイクさんであっても“なし崩し的イベント”はまず発生しないので、ご安心いただこう。
◆ギャラは女優より高いケースも
拘束時間は朝から晩まで、時に半日のみなど案件によって変動し、ギャラはピンキリ。トップレベルを終日拘束（※）すると日給10万円も普通だ。下手すると1絡み5万円のオファーを受ける女優より、数字だけで見れば給料は高い。
技術が高いヘアメイクを起用すると予算が掛かるものの、金額と仕事ぶりは比例する。腕はもちろんのこと、演者に対する気遣いや人柄の良さなどプラスアルファの部分が抜群に良い。
反対にギャラが安いメイクは技術面がまだまだという場合や、経歴の浅さも関係する。どこもトップにオファーをしたいのは山々だが、費用を考えるとそうはいかない。低価格から中間くらいの値段で引き受けてくれる存在も、一部では重宝されていると言えよう。
※終日拘束：基本的に12時間以上拘束されることを指す。現場が押せばその分拘束時間が伸び、押した分の追加料金が支払われるかは制作側と応相談といった感じ。
◆評判が悪いと呼ばれなくなる
ちなみにヘアメイクの噂は良くも悪くもすぐに回る。ちょっとした小話だが、一部の界隈で悪評が回ったメイクさんがいた。いつも同じメーカーにいたのだが、チクチクした物言いが目立ち、私も好きになれなかった唯一の相手だ。多数の女優から「みんな悪口言ってるよ」「あの人がメーカーお抱えなのおかしいよねぇ！ どっかの監督の愛人って噂あるけど？」など、ボロボロに言われていたのをよく覚えている。
