掲載:THE FIRST TIMES

写真拡大

■YENA、Billlie、xikers、SECRET NUMBER、TEMPEST、fromis_9、EVNNE、そしてXGの8組が有明アリーナに集結

【その他の画像・動画を元記事で見る】

2月24日・25日に有明アリーナにて初開催された『Kstyle PARTY』。最終日となる2月25日には、大盛況で終わったDay1に負けず劣らずの人気K-POPアーティストが大集合。世界中を虜にする華々しいステージングで集まった観客たちを魅了した。
音楽、バラエティ、女優とマルチな才能を見せるYENA、「GingaMingaYo」が世界的にブレイクした7人組ガールズグループのBilllie、ATEEZの弟分として2023年念願のデビューを果たした10人組ボーイズグループxikers、多国籍なメンバーを抱えるグローバルガールズグループのSECRET NUMBER、2023年に音楽番組で2冠を獲得するなど期待の大型ルーキーTEMPEST、韓国のオーディション番組から誕生した8人組女性アイドルグループfromis_9、こちらもオーディション番組出身者で結成された7人組ボーイズグループEVNNE、その活躍はまさに“Xtraordinary Girls”な7人組HIPHOP / R&BガールズグループXGという、総勢8組がセンターステージで個性溢れるパフォーマンスを披露した。

■YENA(イェナ)

2018年IZ*ONEのメンバーとしてデビューしたYENA。現在音楽のみならず、バラエティ番組やドラマでも活躍中のYENAが、『Kstyle PARTY』を大いに盛り上げた。1曲目は2月にリリースされたばかりの「DNA」。日本オリジナル曲で力強いロックチューンだ。バンドを引き連れて登場したYENAは、パンキッシュな衣装に赤いロングヘアをなびかせて、会場を一気にYENAワールドへと誘う。「一生懸命準備してきた日本オリジナル曲、早くライブでやりたかった」とうれしそうに話すYENA。

続いては「Good Morning」。跳ねるようにステージを動き回る。キャッチーなサウンドにYENAの心地よい高音ボーカルが溶けあう。「バンドのステージはここまででした」と、バンドメンバーにぺこりと頭を下げるYENA。「明るい雰囲気なのでみんなで楽しみたい」と話す「SMARTPHONE」では、ダンサーを引き連れてキュートなダンスを披露。

「最後の曲です」と名残惜しそうに話しながらアカペラでラストソングの一節を歌うと、会場から「スマイルスマイル」と大合唱が。「感動します…!」と顔をほころばせながら日本デビュー曲「SMILEY」を歌うYENA。「ばいば~い」と最後までキュートな笑顔のYENAだった。

■Billlie(ビリー)

2021年にデビューしたガールズグループ、Billlieは「DOMINO ~ butterfly effect-Jp ver-~」からライブスタート。黒を基調にした衣装で妖艶なダンスとボーカルを見せる。

自己紹介を終え、2023年10月リリースの『side-B : memoirs of echo unseen』タイトル曲「DANG!(hocus pocus)-Jp ver-」へ。5人それぞれの個性が光るダンスと力強く表情豊かなボーカルは、Billlieのあらたな一面を感じさせる。MCでも「皆さんが本当に楽しんでいるようで私たちも楽しんでやれています!」と充実した表情のメンバー。

「友達と聴くとより一層楽しい曲」と語るのは「BYOB(bring your own best friend)-Jp ver-」。かわいらしい振り付けのミディアムテンポのナンバーだ。「RING ma Bell(what a wonderful world)-Jp ver-」は「ロックに挑戦した曲、のっちゃってください!」というMC通り、ステージを端から端まで使いながら激しいダンスを披露する。

最後の曲はやはりこちら。世界中で大ブレイクした「GingaMingaYo (the strange world)-Jp ver-」。メンバーのくるくる変わる表情と独特のダンス、中毒性の高いサウンドでポップなBilllieを印象付けた。

■xikers(サイカース)
2023年3月にデビューしたボーイズグループ、xikersのオープニングナンバーは「XIKEY」。黄色と黒をテーマにした衣装で登場したxikersは、挨拶代わりのダイナミックかつ一糸乱れぬダンスで、観客の心を一気に掴む。

「ドキドキしています」というメンバーに「そのドキドキする気持ちを愛嬌で表現してください」と無茶振りするなど、MCでも会場を盛り上げる。デビューアルバム『HOUSE OF TRICKY : Doorbell Ringing』のタイトル曲「TRICKY HOUSE」ではヘビーなサウンドにパワフルなダンスでxikersの世界観を演出。2ndミニシングル「HOUSE OF TRICKY : HOW TO PLAY」収録の「Koong」は、傘を効果的に使いながらパフォーマンス。「Koong!」と叫ぶたびに会場の温度が上がっていく。

「僕たちの魅力、感じられましたか?」汗だくになりながら満足そうな笑顔で話すxikers。ラストの「Sunny Side」は爽やかで少し切なく、そして「ROCKSTAR」は疾走感溢れるロックチューン。炎に包まれながらの圧巻の群舞でライブを終えた。

■SECRET NUMBER(シークレットナンバー)

日本、韓国、アメリカ、インドネシア…多国籍なメンバーで構成された6人組グローバルガールズグループ、SECRET NUMBER。デビュー曲「Who Dis?-Jp ver-」でライブはスタート。ヘルシーでスポーティーな衣装を6人それぞれの個性で着こなす。キュートなボーカルとしなやかなダンスで会場を魅了。

「盛り上がりたいときに聴きたい曲」と紹介されたのは日本デビュー曲「LIKE IT LIKE IT」。耳に残るメロディと圧倒的なボーカルで聴かせる。「今年の初めてのステージがここです」「だからワクワクした」「みなさんのおかげで本当に幸せです!」とうれしそうに笑顔で語るメンバーたち。

ここからは怒涛のダンスナンバーが続く。「SLAM」はセクシーなダンスを、「DOXA」ではしなやかでエキゾチックなダンスを披露。「日本語がんばって勉強してきた」というメンバーが一人ひとり挨拶し、いよいよラストソング。「Got That Boom-Jp ver-」ではステージを大きく広がり客席と別れを惜しむ。「最後まで楽しんでいってくださ~い」ステージを去る間際までずっと手を降り続けていたSECRET NUMBERだった。

■TEMPEST(テンペスト)

“大嵐”という意味をもつTEMPESTは韓国発7人組グローバルグループは、「Baddest Behavior」でライブスタート。私服風のカジュアルな衣装で7人によるパワフルなダンスを披露する。休む間もなく「Vroom Vroom」へ。2023年韓国音楽番組で2冠を獲得したこの曲、ボーカル、ラップ、ダンス…余すことなく詰まった7人の魅力に歓声が止まらない。

「Make some noise!」「みんな会いたかったでーす」汗を光らせながら楽しそうに話すTEMPEST。2023年9月にリリースされた「DIVE」はポップで爽やかなキラーチューン。「Can’t Stop Shining」も抜けの良い青空をイメージさせるような人気曲。「日本のみなさんの声が大きくて本当にうれしいです」と、ファンの大きな歓声に驚きと喜びを滲ませる。

「Dangerous」はキレのあるダンスとパワフルなボーカルが光るナンバー。そしてラストはデビューアルバム『It’s ME, It’s WE』のタイトル曲「Bad News」。今後ますます嵐を巻き起こしそうなTEMPESTだった。

■fromis_9(プロミスナイン)

韓国のオーディション番組から誕生した8人組の女性アイドルグループ、fromis_9。2018年のデビュー以来、日本でも多くのイベントやフェスに参加し“flover”(fromis_9のファンダム名)を増やしている。

スモークとともにステージに登場したfromis_9。ピンクのミニスカートに白いブーツ、ロングヘアを揺らしながら圧倒的な美しさを見せつける。ライブは1stフルアルバム『Unlock My World』のタイトル曲「#menow」からスタート。8人ならではのフォーメーションとしなやかなダンスで観客たちを引きつける。パフォーマンスは美しく、MCではひたすらにかわいらしい一面をのぞかせるのもまたfromis_9の魅力だ。

「次の曲は今日のために準備した日本語曲です」という曲紹介で始まったのは「LOVE BOMB-Jp ver-」。サビでは大合唱も生まれていた。イントロで歓声が上がったのは「Stay This Way」。「みなさん、今日とってもいい感じじゃないですか?」とご満悦なメンバー。「次の曲はなにがいいですか?」「もっと大きな声で!」と客席とのコミュニケーションを楽しんでいた。

少しクールで大人っぽい雰囲気のダンスの「What I Want」の後にサプライズでアニメキャラのモノマネまで披露。ラストは「冬にぴったりな曲」という「DM」。会場にたくさんのハートを送りながらステージをあとにしていた。

■EVNNE(イブン)

オーディション番組出身者7人で構成されたボーイズグループ、EVNNE。紹介VTRが流れるやいなや会場の空気は一気にEVNNEの世界へ。シャイニーな黒の衣装でステージに登場すると客席から悲鳴にも近い歓声が上がった。

「TROUBLE」でライブがスタート。力強いダンスとコンビネーションの良さを見せつけると、「Role Model」ではさらにストーリー性の高い世界観を展開する。メンバーの半数以上がラッパーポジションという珍しいグループ編成ならではのテンポの良さが光る。

MCタイムでも自己紹介がかき消されるほどの歓声が続く。「イベントに出演するのは初めて」と話すEVNNE。「素敵なアーティストの先輩に会えるのはうれしいし、ファンの方に会えるのもうれしい」と微笑むとさらに歓声が上がるのだった。

ポップで遊び心溢れる「JUKEBOX」ではラップだけではない、ボーカル能力の高さも見せつける。ステージを広く使ってより観客の近くへ。「今日はちょっと声が小さいですよね?」「もっと叫べ~!」と煽りながら、ラストの2曲へ。メンバーが「発売されたばかりのアルバムです」と話していた『Un : SEEN』から「K.O.(Keep On)」。メロウな曲調にスピーディーでキレのあるダンスが出色。そしてニューアルバムのタイトル曲「UGLY」へ。炎が噴き上がるなか、グルービーでエネルギッシュなパフォーマンスを披露した。

■XG(エックスジー)

「Xtraordinary Girls」。常識にとらわれない規格外なスタイルの音楽やパフォーマンスを通じて、世界中のさまざまな境遇の人たちをエンパワーしていく、XG。

赤のタータンチェックがパンキッシュを演出するドラマティックな衣装でステージに登場した。リフターで上がってくる7人に大きな歓声が上がる。インパクトのあるラップと美しいハーモニーのギャップにやられる「X-GENE」は『Kstyle PARTY』のスペシャルバージョン。1stミニ・アルバム『NEW DNA』のタイトル曲「PUPPET SHOW」は疾走感のあるダンスナンバー。メリハリのきいたパフォーマンスで会場を虜にする。

「『Kstyle PARTY』ということで、今日はまるでパーティーにきたように、皆さんと一緒に楽しみたいです」「自由にダンスしてくださいね!」「今日のためにネイルしてきた!」と、MCでキュートな笑顔を振り撒きながら「次はこの曲です。『NEW DANCE』!」とメンバーが声を揃えると客席はさらに盛り上がる。

軽快なメロディに“他人の視線は気にせず音に身を任せて踊りながら楽しい時間を過ごそう”というメッセージ。ひとりで自由に踊ったり、肩を組んで一列で踊ったり。ステージを縦横無尽に動き回る、まさに「NEW DANCE」。

星を模ったフォーメーションが美しい「SHOOTING STAR」を終え、XGおなじみの「一緒に宇宙にいくぞ!」「へその緒~!」のコール&レスポンスから、ラストの曲「LEFT RIGHT」へ。7人それぞれの個性的なボーカルが光る曲。ラストの決めポーズから再び弾けるような笑顔に戻るXG。

『Kstyle PARTY』最終日のトリを見事に飾った。

PHOTO BY 笹森健一、小坂茂雄

『Kstyle PARTY』イベントサイト
https://news.kstyle.com/ad/kstyleparty2024/index.html