プロレスラーのオカダ・カズチカが、6日に放送されるTOKYO MX『サバンナ高橋の、サウナの神さま』(隔週土曜17:55〜18:25)にゲスト出演する。

オカダ・カズチカ、サバンナ・高橋茂雄 =TOKYO MX提供

○■オカダの背中を押した母親の言葉とは

巡業終わりや心身をオフにしたい時にサウナに行くことが多いというオカダ。サウナ内でのトークでは、プロレスに生かせるヒントがあるかもしれないと「行動経済学」といったビジネス書を巡業の移動中に愛読するなど、読書好きだというプライベートについて語る。

サウナで心と体が“ととのった”後は、オカダの人生で“ととのった”瞬間に迫る。愛知県ののどかな町で生まれ育ち、足が速く、中学時代には県大会に出場し、高校の特待生にも選ばれたそう。しかし、兄とやっていたプロレスゲームをきっかけにプロレスへの興味が勝り、特待生を蹴って、闘龍門というプロレス学校へ入ることに。

母親は、当初反対していたものの、最後は「頑張って行ってきなさい。でも、いつでも帰ってきていいよ」と送り出してくれたという。そして、最年少15歳での慣れない寮生活と超過酷なトレーニングを送るうち、肉体的にも精神的にも限界を迎え、母親にメールを送ったところ、返ってきたのは予想外の言葉だった。後のプロレスラー人生にも影響を与えた、オカダの背中を押した母親の言葉とは。

○■まだ“ととのっていない”悩みも

その後、16歳の時にメキシコでプロレスラーとしてデビューを果たしたオカダ。言葉と文化の違いに戸惑いながらもメキシコで修行を積み、帰国後は19歳で新日本プロレスに移籍。そして、武者修行としてプロレスの本場・アメリカへ渡り、大きなカルチャーショックを受けたと振り返る。それは、“強いより、面白くあれ“というショービジネスの基本。そして、その経験から生まれたのが、“レインメーカー”というキャラクターだった。

帰国2カ月後の2012年、24歳という史上2番目の若さで、IWGPヘビー級選手権試合にて当時チャンピオンの棚橋弘至を撃破し新王者に。トントン拍子で頂点に上り詰めたオカダの転機となったのは、リターンマッチとなるタイトルマッチで棚橋に敗北したことだった。負けた自分を見て歓喜する観客の姿を目にし、より観客を喜ばせ、プロレス界を盛り上げるために、“レインメーカー”として自分がどんなキャラクターであるべきなのか気づいたと語る、オカダの人生が“ととのった”瞬間とは。

さらに、「全てにおいてカッコよくありたい」と語るオカダのまだ“ととのっていない”悩みも明かされる。

○■オカダ・カズチカ コメント

ととのった後のトークでは、自分の過去について色々話しました! こんなふうに生きてきたなとか、あの時はこんな気持ちだったなとか、改めて振り返ることができて楽しかったです。今まで受けたインタビューでは、こうやって考えながら話すことはなかったですし、ととのった状態だからこそできた、TVではまだ話していない話もあります! 元々はサウナが嫌いだったんですけど、今の僕がどれだけサウナ好きかご注目ください(笑)!



【編集部MEMO】

『サバンナ高橋の、サウナの神さま』は、サウナ好きで知られるサバンナ・高橋茂雄が毎回豪華ゲストと一緒にサウナに入り、いわゆる“ととのった”状態になってからトークを繰り広げるサウナトーク番組。これまで、ドラマ『サ道』(テレビ東京系)にも出演する俳優・磯村勇斗、高橋も「番組MCとしてこれでいいのかと思うけど、心肺機能が違う」と感嘆した白濱亜嵐(GENERATIONS from EXILE TRIBE)らサウナ好きだけでなく、「サウナに対して苦手意識が強くて、暑い部屋の中がちょっと耐えられないと思っていた」という奥菜恵など、サウナ初心者もゲストに登場している。