ドジャースタジアムでの入団会見に登場した大谷翔平【写真:Getty Images】

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エンゼルスは「毎回失敗する」と米メディア報道

 米大リーグ・ドジャースは14日(日本時間15日)、本拠地ドジャースタジアムで大谷翔平投手の入団会見を行った。大谷はエンゼルスへの感謝も述べた一方、米記者は最終交渉に臨んだ古巣の無計画ぶりを指摘。「チャンスを全て無駄にした」と批判している。

 争奪戦において、大谷の代理人ネズ・バレロ氏は「(エンゼルスに)全ての機会があった」「彼(大谷)がプレーするのを本当に愛した地だからね」と最終交渉の余地を与えたことを伝えていた。一方、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者はX(旧ツイッター)を更新。こう伝えた。

エンゼルスにはショウヘイ・オオタニと何の計画もなかった。彼らは前進するための計画を明確にしていない。彼らはやって来たチャンスを全て無駄にしてきた。エンゼルスとオーナーのアート・モレノは、より価値のあるファンベースからの信頼を失った」

 さらに記事も掲載し、「『エンゼルスにはあらゆるチャンスがあった』という(バレロ氏の)このセリフは、チームが負け続けた派手な10年間のように目立った」と指摘。辛辣につづっている。

「チームにはオオタニに競争的なオファーを出すあらゆるチャンスがあった。彼らには、彼にお金を払うつもりがなければ、トレードをするというあらゆるチャンスがあった。二刀流のスーパースターと並んで、フィールドに有能なチームを立たせるあらゆるチャンスがあった」「毎回、そういったチャンスを逃したり、失敗したり、まったく無視されたりした」

 結果的に同じロサンゼルスのドジャースへ移籍。大谷はチームを愛するコメントを残しているだけに、エンゼルスにとっては痛い結末となった。

(THE ANSWER編集部)