エンゼルスの大谷翔平投手【写真:ロイター】

写真拡大 (全2枚)

大谷と並んだ記録達成者の写真とは

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地ジャイアンツ戦に投打同時出場。今季10勝目を挙げ、MLB史上初となる同一シーズンに投手として10勝、打者として40本塁打の大偉業を達成した。前回登板でも打者として本塁打&盗塁、投手として無失点の快挙を成し遂げていたが、大谷以外の記録達成者は全員戦前。米地元局が画像を公開すると、実況席は「ずいぶん昔ですね」とツッコミを入れていた。

 大谷の偉業が思わぬ笑いを生んだ。大谷は3日(同4日)、本拠地マリナーズ戦に投打同時出場し、打っては1本塁打と1盗塁、投げては4回3安打無失点だった。1試合で達成したのは大谷がMLB史上5人目だった。9日(同10日)のジャイアンツ戦で、米カリフォルニア州地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」がこの記録に注目。中継内で他の達成者と大谷を並べた画像を映した。

 過去の達成者は1913年5月26日のウォルター・ジョンソン、1915年8月14日のチーフ・ジョンソン、同年9月23日のトム・シートン、1926年9月20日のトニー・カウフマンの4人。全員が戦前の選手で、写真は時代を感じるモノクロだ。その横で鮮やかなカラーの大谷が並べられている。

 この日の4回の守備で同局が実際の画像を紹介。実況を務めたウェイン・ランダッゾ氏は「MLB史上で一握りの選手しか達成していません。その多くがだいぶ前の選手です」と紹介。解説のマーク・グビザ氏も「ずいぶん昔ですね」と笑いを漏らしていた。

 2登板連続で大偉業を達成した大谷は、ジャイアンツ戦で投手として6回3安打1失点(自責0)、5奪三振の力投。今季の投球回数を130.2まで伸ばし、規定投球回数162まであと31.1イニングとした。チームは2連勝を飾っている。

(THE ANSWER編集部)