ラピノー(右)らを酷評したトランプ前大統領(左)。(C)Getty Images

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 ベスト8が出揃った女子ワールドカップで、優勝候補の筆頭だったアメリカはまさかの16強敗退となった。

 グループステージで2位通過になったのが災いし、ラウンド16で強豪のスウェーデンと激突。押し気味に試合を進めたものの、ゴールを奪えず、PK戦の末に涙をのんだ。

 このアメリカ代表を酷評したのが、ロナルド・トランプ前大統領だ。米メディア『CNN』は、自身の「Truth Social」で次のように綴ったと報じている。

「米国女子代表のスウェーデンに対する『衝撃的かつ全く予期せぬ』敗北は、ジョー・バイデン政権下でかつて偉大だった我が国に何が起こっているかを完全に象徴している。

 私たちのプレーヤーの多くはアメリカに対して公然と敵対的だった。そのような態度をとった国、あるいはそれに近い国は他になかった。失敗に等しいウォークだ。ナイスショット、ミーガン。アメリカは地獄に落ちるだろう」

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 PK戦で失敗した重鎮のミーガン・ラピノーを、「ナイスショット」と痛烈に皮肉っている。

 同メディアは「2019年、前回の女子ワールドカップを前に、ラピノーがチームが優勝したら『クソホワイトハウスには行かない』と発言したのは有名で、当時の(トランプ)大統領の激怒させた」と綴った。そうした当時の政権へのネガティブな発言を根に持っていたのかもしれない。

 また記事は、「他の保守派もチームの敗戦を受けて、この結果は自分たちの価値観と米国に対する批判のせいだと続いている」とも報じている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部