俳優の間宮祥太朗がこのほど、フジテレビ系ドラマ『ナンバMG5』(4月13日スタート、毎週水曜22:00〜)の取材に応じた。

『ナンバMG5』に主演する間宮祥太朗


筋金入りのヤンキー一家・難破家の次男・剛(間宮)が、実は「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と、家族に内緒で健全な高校に入学するという高校“逆”デビュー物語の同作。取材に応じたのは、役柄のトレードマークである金髪に染める前日で、「金髪にしたときに、何となくスイッチが切り替わるかなと、そういう予想をしています」と心境を語る。

また、台本と原作の漫画を読んで、「この作品はヤンキーものであり、青春群像劇で1人の学生のアイデンティティーを見つけていくような話でもあるんですけど、ヒーローものみたいな側面もあって。特攻服に着替えて、ヒーローみたいな感じでいろんなトラブルを解決したり、巻き込まれていったりすることがすごく台本にも出ていたので、特攻服を着たときのヒーロー感、カッコよさみたいなものは意識して演じたいなと思いました」と印象を述べた。

ドラマ放送期間中に29歳となる間宮。実年齢と離れた役を演じることについては、「高校生の役だからといって、あんまりおぼこくしすぎると、ちょっとわざとらしくなっちゃうかなというのもあるので、そこはファンタジーとしての部分も必要だと思います。『クローズ』とか『今日から俺は!!』とかも、みんな30歳くらいの年齢でやってた部分もあるので(笑)、そういうところを超越して楽しめる作品と考えて作っていければいいかなとは思います」と捉えている。

今回は、男性キャストに神尾楓珠、森本慎太郎、満島真之介、宇梶剛士という顔が濃いメンバーが集結しており、「すごい特濃な感じがして、珍しいなと思います(笑)」と表現。初共演となる森本については、交友のある菊池風磨(Sexy Zone)から「めちゃめちゃ面白いやつだから、仲良くなると思う」と太鼓判を押されたそうだ。

『ファイトソング』(TBS)から2クール連続の連ドラ出演など、出演作が続いているが、「いろんな作品をやらせていただきつつ、個人的にはありがたいことに阪神タイガースの仕事が増えたなあと(笑)。そんなことが自分に起こるとは思っていなかったので、幸せなことだなと思います」と噛みしめる間宮。

一方で、「イメージがつきまとう仕事ではあると思うので、例えば同じことを3回続けたら『こういう人だな』って認知されやすいという部分があると思ってて。そうなると、“そういう役者だからこういう仕事が来て”って循環になって、道がどんどん狭まっていく気がするんです」という考えから、「自己満足くらいの微調整のレベルかも知れないですけど、できるだけそのイメージを裏切るようにということを意識的にやるようにはしてますね」と、作品に臨む中での姿勢を語った。