ファミマ「懐かしの看板商品復活祭」! am/pmやサークルK・サンクスの商品も

2021年8月26日 4時0分

ファミリーマートは8月31日から9月20日まで、全国の「ファミリーマート」店舗で「懐かしの看板商品復活祭」を開催する。過去にファミリーマートや「am/pm」「サークルＫ・サンクス」で発売していた商品の中から当時話題となったヒット商品やロングセラー商品などのうち全10商品を復活販売するというもの。

○懐かしの「am/pm」「サークルK・サンクス」商品も

今年40周年を迎えるファミリーマートでは「40のいいこと⁉」というキャッチフレーズを掲げ、3月からキャンペーンを開催。その中の一つとして創業日である9月1日にあわせ「懐かしの看板商品復活祭」を実施する。

ファミリーマート40年の歴史の中ではam/pm(2010年)、サークルKサンクス(2016年)との統合の経緯があることから、それぞれのチェーンのロングセラー商品もパッケージにロゴを入れ展開する。

○ファミマからは6商品が復活!

さっそく気になる10商品のラインナップを紹介していこう。

2016年発売「ファミチキ(甘辛味)」(198円/数量限定のためなくなり次第終了)は、ファミチキで初めて「プレーン味」以外のフレーバー商品として発売された「甘辛味」。

ファミリーマート2016年発売「ファミチキ(甘辛味)」(198円/数量限定のためなくなり次第終了)

今回は肉の部位を「ドラム」から「サイ」に変えたことで、よりジューシーになり復活。ガーリック・生姜の味が効いており、サクサクとした衣のほどよいピリ辛具合、そして柔らかなで優しい風味の肉のコントラストがクセになりそうな味だ。

2014年発売「プレミアムフランク」(190円/数量限定のためなくなり次第終了)は、ホットスナック商品の中でも人気の高い「プレミアムシリーズ」の中で初めて販売された商品。72時間熟成させたことで肉の旨味が感じられ、スモークを効かせることで香り高く仕上げている。嚙みしめた瞬間にパリッと肉汁があふれ出す美味しさがたまらない。

ファミリーマート2014年発売「プレミアムフランク」(190円/数量限定のためなくなり次第終了)

2010年発売「手巻具入りラー油」(128円)は、発売6日間で200万食販売したという大ヒット商品。当時ブームを巻き起こした「食べるラー油」がたっぷりとおむすびの中に入っており、ごま油の香ばしさ・ガーリック・オニオンの旨味が感じられる一品。

1987年発売「ビックリチキンカツ弁当」(450円)は、ソースのかかった柔らかいチキンカツが大胆に乗せられたお弁当。「当時大好きだった!」と口にする男性が多く、過去にも復刻したことがある商品。シンプルながらインパクト大な見た目が魅力的。

2008年発売「Wクリームエクレア」(218円)は、カスタードとホイップがたっぷりと入った贅沢なエクレア。発売当時、とある番組で紹介されたことから放送後1週間で100万個も売れたという伝説の商品。当時は買い占める客も多く売り切れ続出した店舗も多かった。

2002年発売「メロンペストリーバター」(140円)は、バター風味のデニッシュ記事にバター風味のビスケット生地をかぶせ、グラニュー糖をのせてサックリと焼き上げたメロンパン。ザクザクとした食感としっかりとしたバター風味が特徴。

○am/pmは「めいっぱい」シリーズが復活!

am/pmで1995年に発売された「パリジャンサンド(ハム＆チーズ)」(298円)は、風味あるパリジャンに、ボンレスハム・ゴーダチーズ・レタスをサンドし、マスタードマヨで味付けした商品。

シンプルながら、それぞれの具材の味をしっかりと感じることができ、一口かぶりつく度に具材ごとの組み合わせが変わる味わいは非常に満足度が高い。

am/pmで展開していた「めいっぱい」シリーズが復刻した、am/pm2007年発売「フレッシュチーズめいっぱいJr.」(320円)。レアチーズケーキの上にフレッシュチーズムースを丸く絞った2層仕立てで、中に入った甘酸っぱいラズベリーソースがほどよいアクセントに。

○サークルK・サンクスからは1,000kcal超えで話題のお弁当!

ークルK・サンクスで2007年に発売された「びっくりのり弁」(530円)。白身フライ、コロッケ、鶏唐揚、ちくわ磯部天、ハンバーグがこれでもか! と白飯の上に乗せられたボリューム大迫力のお弁当だ。発売当時はそのボリュームと具材の豪華さ、そして1,000kcal超えだったことが大きな話題となった。

サークルＫ・サンクスで展開された「天使シリーズ」の中でも、2010年発売「天使のチーズケーキ」(190円)は発売9日で100万個を突破した大人気商品。まだコンビニスイーツが浸透していなかった当時としては歴史に残る売り上げを叩き出した。2016年にも一度復刻している。

窯炊きカスタードとくちどけの良いチーズムースが層になっており、口に入れた瞬間とろける！表面のふわふわとしたスポンジクラムの食感も幸せを感じる商品だ。

○am/pmやサークルＫ・サンクスのロゴ入り商品は異例

今回の「懐かしの看板商品復活祭」について担当者は、「復活する商品を昔食べたことがある方には懐かしんでいただき、知らなかった方にもこんな商品があったんだ! と楽しんでいただけたら」と話す。

「例えばサークルＫ・サンクスの『びっくりのり弁』のようなガッツリ系のお弁当は最近のヘルシー志向の時流によりあまり目にしなくなりましたから、懐かしんでくださる方も多いと思います。逆にam/pmは都心に店が多くありましたので、『パリジャンサンド』のような女性を意識した商品が多くラインナップされるなど、現在のコンビニエンスストアの先駆け的な存在でもありました。こうした各チェーンの違いだけでなく、『手巻　具入りラー油』のように"そういえば2010年頃って食べるラー油が流行っていたよね"など当時の世相も懐かしんでいただけたら幸いです」

こうした過去の商品は、単品では復活したことがある商品もあるものの、今回のように10商品も同時に復活するのは初めてのこと。さらに、am/pmやサークルＫ・サンクスのロゴを商品パッケージに載せるのも初という。

すでに統合済のチェーンのロゴをファミリーマートが自ら出すということは異例のことであり、タブーにさえ思えるが、そこには「過去をリスペクトする」というファミリーマートの想いがあった。

「ファミリーマートは過去am/pm、サークルＫ・サンクスなどとブランド統合し大きくなってきた経緯があります。加盟店の中にはam/pm、サークルＫ・サンクス時代からのオーナー様も多くいらっしゃいますから、オーナーの皆様もリスペクトしつつ、お客様・オーナー様・社員全員でそれぞれのチェーンの思い出を振り返りながら40周年をお祝いできたらうれしいですね」

中にはレシピが残っていないものがあったり工場の設備が変わったりしている商品もあることから完全に同じ味の再現というわけではない。しかし、時代を経て技術力が向上していることもあり、当時より美味しくバージョンアップしている可能性もある。当時の味を覚えている人は、思い出しつつ比べてみるのも良いかもしれない。