中国北西部にある世界で4番目に大きな砂漠であるゴビ砂漠の近くにある敦煌市を、2021年7月25日(日)に巨大な砂嵐が襲いました。砂嵐に飲み込まれていく敦煌市の様子は、まるで自然災害に襲われる人類を描いたパニック映画のワンシーンかのような迫力です。

Stunning Footage Shows Giant 100-Meter-High Sandstorm Swallowing City in China

https://www.sciencealert.com/sandstorm-engulfs-chinese-city-of-dunhuang

Twitterユーザーの@DNeilSchmidさんの同僚が撮影したという、敦煌市を襲った巨大な砂嵐のムービーが以下。



建物の屋根越しにモクモクと砂煙が上がっていることがわかります。



カメラのアングルを変えると、砂煙ではなく巨大な砂嵐であることがわかります。7階建てや10階建てのマンションと比べれば、砂嵐がいかに巨大かがよくわかります。



@DNeilSchmidさんの公開したムービーは等速で再生されていますが、砂嵐が徐々に都市部に迫ってきていることがハッキリとわかります。



USA TODAYがTwitter上で公開した砂嵐のムービーが以下。



都市部に設置されたセキュリティカメラで撮影されたと思しきムービーとなっており……



倍速で再生されるため砂嵐に飲み込まれる都市部の様子がわかります。



ムービーで見ても恐ろしさを感じるほど。





視界を完全に砂嵐が覆い尽くします。





敦煌市の地元メディアの報道によると、砂嵐は突然出現し、5分から6分ほどで街を飲み込んだそうです。現地住民の張さんは、「私は太陽を見ることができませんでした」と地元メディアに対して語っています。なお、ここ数年間で敦煌市で今回のような大規模な砂嵐を経験した記憶は「ない」と張さんは語りました。

なお、中国の国営通信社である中国新聞社によると、同地域では毎年春ごろに砂嵐が発生するそうですが、夏に発生することは非常にまれだそうです。