コンビニATMの手数料が最大330円に値上げ。銀行よ、ふざけるな

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 コンビニATMでの現金引き出し。これが徐々に難しくなっている。大手銀行のコンビニATM引き出し手数料が、この1年で大幅に高くなった。時刻によっては1回あたり330円もの手数料がかかってしまう。何かしらの理由で1000円札が必要になった場合、その3分の1ものお金が徴収されるのだ。これって理不尽じゃないか!?

◆ついに「手数料330円時代」に!

 三菱UFJ銀行は今年4月1日から、ローソン銀行ATM利用手数料を改定する。三菱UFJ銀行のキャッシュカードを使ってローソン銀行ATMから現金を引き出した場合のものだが、毎月25日と毎月末の8時45分〜18時は110円から0円に、それ以外の時間は220円から110円に変更される。「何だ、安くなるのか」と考えてはいけない。

◆数千円単位の現金は気軽に引き出せない

 平日8時45分〜18時は110円から220円に、それ以外の時間は330円に値上げされるのだ。なお、土日祝日は終日220円から330円に改定。

 この数字はセブン銀行ATM利用手数料(2020年5月に改訂)と同額であるが、それにしても330円は高い。もはや数千円単位の現金を気軽に引き出すことはできないだろう。

◆三井住友銀行も手数料改定へ

 三井住友銀行も、今年4月5日からコンビニATM利用手数料改定を実施する予定だ。

 毎月25・26日8時45分〜18時は無料、それ以外の時間は110円だが、それ以外の時間は上述の三菱UFJと同程度、即ち平日8時45分〜18時は110円から220円に、それ以外の時間は330円に設定される。対象ATMはイーネットATM、ローソン銀行ATM、セブン銀行ATM。

 これを知らないと、うっかり少額の現金を引き出してしまった時に地団駄を踏むことになる。筆者は去年、セブン銀行ATM利用の手数料改定を知らず、三菱UFJ銀行のキャッシュカードで1000円を下ろしてしまった。水曜日の19時頃のことだ。330円が手数料で消えたことを知り、愕然としてしまった。

◆消えゆく現金

 が、これは時代の流れと言わざるを得ない。

 キャッシュレス決済サービスの確立で人々の現金利用の頻度が減れば、現金引き出しの手数料が高くなるのは当然だ。自然災害等の非常時はともかく、何事もない平時であればキャッシュレス決済を利用したほうが結果としてお金が貯まっていく。

 それと同時に、今でも現金決済のみの店舗はキャッシュレス移行を余儀なくされるだろう。2021年は、ますます「脱現金」が加速していくと思われる。<文/澤田真一>【澤田真一】
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー』