フロイド・メイウェザー【写真:Getty Images】

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UFC全勝王者ヌルマゴメドフとのメガファイトが浮上

 格闘技イベント「RIZIN.14」(さいたまスーパーアリーナ)のエキシビションマッチで、キックボクシングの那須川天心(TARGET)に1回2分19秒でTKO勝ちを収めたボクシング元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(米国)。10億円ともいわれるファイトマネーを荒稼ぎした50戦全勝の「金の亡者」の次の動きに注目が集まる中、総合格闘技史上最長の27戦全勝記録を持つUFC王者ハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)とのメガファイトが浮上している。

 大晦日のリングで笑いながら、キックボクシング界の至宝を子供扱いする規格外の強さを見せたメイウェザー。オーストラリアメディア「News.com」では那須川の次なる標的を占っている。

「ところで、メイウェザーの次なる一手は何なのか? UFCライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフとボクシングでの対決が交渉中だ」

 記事ではこう報じた上で、ヌルマゴメドフのマネージャー、アリ・アベデラジス氏の米メディアに対する証言を紹介している。

「私と彼は先月テキストでやり取りしている。もしも、彼は否定するなら、全部表に出してもいいよ。嘘はつくな、フロイド!」

ヌルマゴメドフ陣営「ハビブの方が断然若いし、その上強い」

 メイウェザーには総合格闘技の英雄とのメガファイトで、話題と大金を集めた過去があった。17年8月に当時のUFC世界ライト級王者コナー・マクレガーとボクシングルールで戦い、10回1分5秒でTKO勝ちを収めた。このメガマッチでメイウェザーは110億円のファイトマネーを稼いでいた。

 そして、昨年10月のUFC世界ライト級タイトルマッチではヌルマゴメドフがマクレガーを倒した。

「彼(メイウェザー)は戦いたいと散々お願いしてきたんだよ。人々は私が狂っていると考えるかもしれないが、ハビブは滅多打ちにするんじゃないかな。彼はハビブのことをイージーマネーと考えているようだが、ハビブの方が断然若いし、その上強い。コナーよりもタフだ。彼(コナー)と11ラウンドまで戦った相手だぞ。コナーはギブアップしたが、ハビブは絶対に諦めたりしない」

 アベデラジス氏はこうも語っていたという。わずか139秒で10億円ともいえあれるファイトマネーを手にした天心戦でさらなる味を占めたのか。“金の亡者”はヌルマゴメドフ戦でさらなる荒稼ぎ画策するのか、メイウェザーの次の一手が大いに気になるところだ。(THE ANSWER編集部)