ほとんどの人は働かないと生きていけないので、仕事のあり方や考え方などの調査は頻繁に行われています。

欧米の働く人5000人を対象にした大学の調査で、雇用されている人よりも自営業の人のほうが、あまり安定せず長時間労働にもかかわらず幸せであるとの結果が出ました。

 

Self-employed people are happier and more engaged at work despite working longer hours and having less job security

イギリスのエクセター大学の新しい研究として発表されたものです。

対象となった労働者は、イギリス、アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランドの小売り業、IT、保健、経済、教育関係の職務など。
職務等級を社員、管理者、中間管理者、役員の4つに分けて調査しました。

仕事に対する取組みや満足度が最も低かったのは企業に勤める社員。職務等級が上がるたびに満足度が向上する傾向が見られました。

自営業者は自主性を重んじ、自由に表現し、革新し、企業や人々に対し自分の職務以上の影響を持てることから、長時間労働をいとわない傾向にあるそうです。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●多くの自己選択も、この研究結果に影響していると思う。
長時間働いてもいい人が自営業を選んでいる可能性もあるよね。一般的には特殊な部類の人が事業家になる。一方で全く働きたくない人々もいる。この研究結果がどれくらい正しいかはわからない。

↑率直に両方あると思う。
自営をする者として言うと、大企業にいたときよりずっと長く働いている。なぜなら余分に働くほど儲けになるからね。仕事に満足して中毒となる。

↑それは仕事として最高だと思う。大企業で働くと固定された給与だ。
自営の収入はどれくらい働いたかと比例する。

●自己選択はその段階にもあるよ。仕事を持つのが基本なら、自営をして満足できなかったら、また戻ればいいと思う。

↑起業は誰もができるわけではない。起業しても満足できないタイプは最初からやらない。

●自分は誰かのために喜んで働くが、自営をすることには躊躇するし、前途に不安を抱いてしまう。

↑同意するよ。普通に9時5時の仕事を与えられ、良い同僚、良い上司、そして合理的な仕事時間を持つ自分にとっては、絶対に起業しようなんて思わないね。そういうのは自分に恐怖を抱かせる。

●まあストレス付きの2時間以上の通勤時間がない時点で、家で働くことに価値がある。

↑自営は必ず家で働くってわけでもないけどね。自分は自営だけどだいたい道路で仕事しているよ。

●自分にとって大事なのは午後の昼寝。もう20分の昼寝がどんなに素晴らしいかを知ると驚くよ。

●あと昨今の企業は昔ほど安定は与えてはくれないよ。自分の責任ではないことで、理由もなく急に解雇される可能性もある。むしろ全くコントロールできないので、企業勤めのほうが不安定ではないかと思うほどだ。時間もとられて依存していくことになる。


職種や業績、人間関係や個人の向き不向きに左右されるので、簡単に結論付けられる話でもないですが、理想の働き方について考えさせられます。

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