世の不条理を問う作家・滝口康彦の「異聞浪人記」を時代劇初の3D映画として映像化した『一命』。武士の誇りと家族愛を描く人間ドラマに仕上げたのは、映画『十三人の刺客』『クローズZERO』等の三池崇史監督だ。幅広い作風にして手堅くキメる、三池監督に話を聞いた。(取材・写真・文:南 樹里)――監督は幅広いジャンルを手がけられますし、どちらかというと“動”のイメージが強いですけれど、映画『一命』では動を際立たせる