ブラジル代表のマノ・メネゼス監督が、28日に行われるボスニア・ヘルツェゴビナ代表との国際親善試合に向けた招集メンバーを発表した。セリエAでプレーする選手では、GKジュリオ・セーザルとDFチアゴ・シウバ、MFエルナネスが招集。ミランのFWアレシャンドレ・パトとFWロビーニョはメンバー外となった。

メネゼス監督はフラメンゴの最近の試合でパフォーマンスが冴えないFWロナウジーニョを招集。指揮官は「私の選択は一貫している。調子が良くないからといって常に変えることはできない。以前に招集したとき、彼はそれが単発的なものか、長期的プロジェクトかを聞いてきた。そして、後者だったんだよ」と話している。

一方、レアル・マドリーMFカカーは招集されていない。同選手は昨年、代表復帰したものの、ケガのために応じることができなかった。メネゼス監督は「呼ばれなかった選手のすべてについて、説明することはできない。カカーのことはとてもリスペクトしているけどね。評価の問題だ。おそらく、彼は何かを示せなかったんだよ」と説明した。

今回発表されたブラジル代表メンバーは以下のとおり。

GK: J・セーザル(インテル)、ジエゴ・アウベス(バレンシア)、ラファエル(サントス)
DF: ダニエウ・アウベス(バルセロナ)、ダニーロ(ポルト)、マルセロ(レアル・マドリー)、アレックス・サンドロ(ポルト)、アドリアーノ(バルセロナ)、デデ(バスコ・ダ・ガマ)、ルイゾン(ベンフィカ)、チアゴ・シウバ(ミラン)、ダビド・ルイス(チェルシー)
MF: エリアス(スポルティング)、エルナネス(ラツィオ)、フェルナンジーニョ(シャフタール・ドネツク)、サンドロ(トッテナム)、ガンソ(サントス)、ルーカス(サンパウロ)
FW: ネイマール(サントス)、ロナウジーニョ(フラメンゴ)、フッキ(ポルト)、ジョナス(バレンシア)、レアンドロ・ダミアン(インテルナシオナウ)

一方、アルゼンチン代表のアレハンドロ・サベジャ監督も、29日のスイス戦に向け、国外でプレーする選手に関してのみ、招集メンバーを発表。セリエAでプレーする選手は6名が選出された。31歳のナポリDFウーゴ・カンパニャーロがうれしい初招集となっている。

そのほか、ジェノアFWロドリゴ・パラシオやローマのMFエリック・ラメラとMFフェルナンド・ガゴが選出。インテル勢はMFリカルド・アルバレスも含めて招集されず、ほかにはナポリDFフェデリコ・フェルナンデスとサンプドリアGKセルヒオ・ロメロが選ばれている。

また、サベジャ監督はマンチェスター・シティFWカルロス・テベスについて、「素晴らしい選手だが、あまりに長く戦列を離れている。プレーに戻ったときにチェックし、呼ぶべきかどうか判断する」と話している。