昨日で前半戦が終了。例年だと球宴前には3分の2程が消化しているが、開幕が延期になった今季は144試合中71試合が消化。文字通り前半戦が終わったことになる。

主な各選手、独断と偏見で査定をしてみよう。

◎・・・期待以上
○・・・期待通り
△・・・期待外れ
×・・・期待を裏切った


結果が全ての世界。個々の成績を見てチームへの貢献度を加味しながらの評価。能見のようにエース格であり、いいピッチングをしても援護に恵まれず、成績が伴わなかった投手は心苦しいが辛口評価とした。

◎・・・メッセンジャー スタンリッジ 榎田

なんと言っても助っ投の2投手の奮闘が大きかった。戦前の私の予想はメッセもスタンもローテーションは守ると思っていたが、勝ち数と同じ程度負けると予想した。

縫い目の幅の微妙な広がりがメッセには追い風だったのか、昨年より全ての面で進化した。2人で貯金が9、ジェンも入れると10の貯金は大きい。榎田は書くまでもない。この3人が能見と久保の替りとなってチームを救ってくれた。

○・・・岩田 球児

岩田は負け数が2つ上回ってはいるが、序盤に点を取られるという癖を見事に修正し、一時期2勝5敗だった成績をやや持ち直した。日本ハム戦で武田勝と投げ合って完封した試合で何かを掴んだと思う。後半戦1つでも多く貯金をしてほしい。病み上がりの岩田をあえて期待通りにしてみた。

球児はストレートで三振が取れなくなったなどと囁かれていたが、奪三振率は逆に高くなっている。フォークを有効に使って走者を出してもホームには返さない安定した投球だった。イニング跨ぎがなかったことも大きい。

△・・・能見 久保

能見は、安定した投球はしたが援護に恵まれず勝ち星が伸びなかった。4勝7敗が逆になっていないといけない投手。相手を抑えると味方が打てず、味方が打てば自身も不甲斐ない投球をするという悪循環。この休みにゆっくり休んで後半戦は負けない能見を期待したい。安定感はチーム一なのだから。

久保はエースでありながら故障でてリタイア。故障されるのが一番困る。久保と能見でどれだけ貯金ができるかと思っていたが、一番怖い故障でチームに迷惑をかけた。後半戦は昨年のような快投を期待したい。

×・・・小林宏 久保田

コバヒロは0勝4敗という成績に顕れているように、球児の前の8回を満足に抑えることができなかった。苦し紛れにフォークに頼りすぎて打ち込まれた。後半はフォークを活かすために、持ち前のストレートとスライダーのコンビネーションを優先に考えるべきだろう。

コバヒロ、球児とKKKを形成するかと思われた久保田も大きく期待を裏切った。150キロを軽々投げるのにいとも簡単に打たれるのは本当に勿体ない。スライダーの制球精度があがればもっと楽に投げられるのに・・・いつもそう思う。

このほか、小嶋、福原、渡辺もよく投げた。私の評価としては、福原◎、小嶋と渡辺は○。福原は打たれたイメージばかり残るかもしれないが、ストレートが全盛期に戻りいいピッチングをするほうが多かった。渡辺も地味にまとまっていた。小嶋は一度先発が見たかった。

あと、西村と若竹、それにジェンをもう少し見たかった。鶴はスタミナと決め球に課題を残した。

皆さんの評価はどうでしょうか。
そう大差はないかと思うのだが…