堺雅人
 1993年9月の解散発表から16年、2月4日にニューシングル「WAO!」を発売し、バンド活動を再開したユニコーン。2月18にはニューアルバム「シャンブル」を発売し、3月5日からは山形県県民会館を皮切りに5月31日の沖縄市民会館まで全国26カ所37公演ツアーを繰り広げる中、8月に全国公開となる堺雅人・主演映画「南極料理人」の主題歌にアルバム収録曲の「サラウンド」が決定した。

 映画「南極料理人」では、主題歌の他にも、音楽をユニコーンのキーボーディスト・阿部義晴が担当。ユニコーン解散後は自身のレーベル「abedon the company」を設立し、氣志團のプロデュースを手掛けるなどプロデューサーとしても活躍している彼が、初の映画音楽に挑戦している。

阿部義晴 コメント
私は作曲を作る時、映像を思い浮かべながら作業をする事が多いんです。イメージが、「音」より先に「絵」なんですね。ですから今回、映画音楽に関われる事、非常に楽しみにしています。ちなみに私は雪国生まれ。冬は吹雪の中しもやけで真っ赤になった足で、学校へ登校していました。ペンギンは居ませんでした(笑)

沖田修一監督 コメント
「働く8人のオッサン」という映画をつくって、これ以上ぴったりなバンドはないと思いました。「サラウンド」は、ある程度歳をとった主人公が、身近にいる人から遠い未来を見渡す感じがあって、主人公のラストシーンの心境にぴったりだと思いました。

西ヶ谷寿一プロデューサー コメント
映画の撮影準備中に、再結成の情報を聞き、“勤労”“サラリーマンの悲哀”“遊び心を忘れないオヤジたち”“団結と再会”という映画のテーマとピッタリだと思い、中でもサウンドの広がりから、「サラウンド」を是非主題歌にしたい、とお願いしました。音楽の阿部さんには、きっとつらい労働も明るく楽しい楽曲で吹き飛ばすようなサウンドを届けてくれるのではないか、との思いがあってのことでした。

ユニコーン - アーティスト情報
映画『南極料理人』