SHKライングループが、神奈川県の横須賀港と福岡県の北九州港を結ぶフェリー航路の開設計画を発表。年間約600航海を予定しています。

航路開設は2021年春を予定

 阪九フェリーや新日本海フェリーを中心とするSHKライングループは2018年12月18日(火)、神奈川県の横須賀港と福岡県の北九州港を結ぶ航路を新たに開設すると発表しました。


新日本海フェリーの敦賀〜苫小牧東航路に就航している同等クラスのフェリー「すいせん」(画像:横須賀市)。

 1日1便、日曜を除き週6便(年間約600航海)を運航。横須賀〜北九州間527マイル(976km)を20時間30分かけて結びます。使用する船舶は約170台の貨物車を積載できる約1万6000トン級のフェリー2隻を予定しています。

 航路は、阪九フェリーや新日本海フェリーなど、SHKライングループ各社を加えて新会社を設立し、2021年春に開設される計画です。

 横須賀市(神奈川県)は、トラック運転手不足の深刻化や環境問題などを背景に、海上輸送へのモーダルシフトの需要がますます高まっている状況も踏まえ、横須賀港での定期航路の実現を目指し、PRに取り組んできたとのこと。

 SHKライングループは、定期航路の開設により、モーダルシフトの受け皿として、また多様化する観光ニーズに対応して関東圏と九州圏を結ぶ物流や観光の活性化が期待できるとしています。

【写真】同等クラスのフェリー「すずらん」


新日本海フェリーの敦賀〜苫小牧東航路に就航している同等クラスのフェリー「すずらん」(画像:横須賀市)。