絶望から復活のパルマ、2017‐18ユニフォームは伝統の「十字」をデザイン

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かつてはセリエA「ビッグ7」の一角だったパルマ。2015年にクラブは破産により消滅し、チーム名も新たに4部から再スタートを切ったが、そこから2年連続で昇格を達成。2017-18シーズンはついにセリエBに辿り着いた。

その今季前半は比較的好調でセリエA昇格に期待が寄せられたが、2018年に入るとやや失速。現時点では昇格プレーオフ圏内ギリギリの8位にまで順位を落とし、3年連続昇格のミラクル実現は正念場を迎えた。

注目が集まる今季のユニフォームは、Erreaがテクニカルスポンサーを継続。ホームとアウェイは伝統的なパルマのデザインが採用されている。

Parma Calcio 1913 2017-18 Errea Home

ホワイトを基調にブラックの十字を大胆に落とし込んだホームキットのデザインは、2003-04シーズンから継続。メインの胸スポンサー“Cetilar”は消炎鎮痛剤のブランド。右胸にもスポンサー“AON”(保険会社)が付く。

肩にはチーム名“Parma Calcio 1913”が入る。腰部分のスポンサー“Viva la Mamma”はパスタのブランド。

パンツとソックスはブラックを基調。パンツはチェンジ用でホワイトも用意されている。写真は主将アレッサンドロ・ルカレッリ。彼の存在なくしてパルマ復活は有り得なかった。

Parma Calcio 1913 2017-18 Errea Away

アウェイも伝統のジャッロブルー(黄と青)の水平ストライプ。中田英寿氏が在籍していた時代など、かつてはこの2色がホームキットに使われていた。

水平ストライプは背面にも施しているが、ネームナンバーのスペースはさり気なくブルーで十字の形に。

パンツ、ソックスともにブルーを基調にイエローの差し色。パンツにはスポンサー“CLOSER Servizi”をプリントしている。ソックス前面にチーム名とメーカー名のグラフィックが入るのは、各キット共通の仕様。

Parma Calcio 1913 2017-18 Errea Third

フィールドプレーヤー用では珍しいレッドを基調としたサードキット。前面にはホワイトの十字をあしらったパルマらしデザインだ。背面はレッド一色で、スポンサーロゴの位置など基本デザインは他のキットと同じ。

フィールドプレーヤーがホームまたはアウェイキットを着用する場合、GKがサードキットを使うこともある。今季のセリエBは各キットの右袖にリーグバッジ、左袖にはRISPETTO(リスペクト)バッジを装着。

パンツとソックスはブラックを基調。パンツはホームキットと共用と思われる。写真の選手はロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)の弟、ロベルト・インシーニェ。