写真提供:マイナビニュース

写真拡大

世間では「師も走るほど忙しい」といわれる師走になったわけだが、自分には関係なかった……。金なし、米なし、彼女なし。あるのは時間。あとスマホ。暇だ。暇である。面白いことはないか、と思いついたのがGoogle画像検索だった。やってみると、なかには思わず"うわっ"っとなる検索ワードもあって……。米なしライター浅沼がそんなキーワードを所感とともに紹介しよう。念のため、非リアは検索しないほうがいい。

・その1 「パーティー」

リア充の充実っぷりが一気に見られて、俺の心が圧死するレベル。特に可愛い女の子とドヤ顔で写る男の画像を大きくするだけで、住む世界の違いを思い知らされる。

・その2 「年収」

普段ネットで同年代の年収を見聞きすることはあるが、世代別や年収別のグラフが整然と並べられ、自分の年収の低さを改めて実感できる。それと同時に、年末の有馬記念に期待が膨らむ。

・その3 「イケメン」

大体同じ感じの顔が並び、顔は負けを認めるが、髪型まで同じ。みんな長めのふわふわした髪型。世間を舐めとるな。男たるもの、玄関を出れば7人の敵が居る。髪を捕まれないように短くせんか!! まあ、しゃくに障ること、この上なし。

・その4 「イェーイ」

中途半端な画像ばかりで、何がイェーイなのかわからない。楽しさすら伝わらない「イェーイ」といったら高島忠夫だろう!

・その5 「ランチ」

豪華な食事が、たいそうな入れ物に入って出されておる。そんな食事を出されたら、会話も盛り上がるだろう。会話の内容も上品そうな感じ。

・その6 「昼飯」

一見すると普通だが、よく見ると涙が出そうになる食事が写されてもいる。基本的には、量と濃さで誤魔化している感じの食事で、仲間を見つけた気がする。「ランチ」と「昼飯」で、ここまでの差が出るとは思わなかった。

・その7 「ハロウィンパーティー」

「ハロウィン」だけでは心が圧死しないが、「パーティー」を加えたとたんにやられる。俺の10月31日は、11月のことしか考えていなかった。欧米の真似しかしないのに、本来の意味を知らないのに、飲み会の口実なのに、画像には可愛い子が多い。憎きリア充

***

危ない危ない。不用意に検索してしまい、自分の状況と比べてしまうと、間違いなく暗くなる。暗くならなくても人の画像にケチを付けて、心が荒れてしまう可能性が大きい。

逆に「幸福」とかのような言葉を検索してみると、中途半端な画像が多く、何の幸福感も得られない。検索してみて気付いたことは、時間がかなり潰れるということだけ。暇なときに他のワードで探してみるのも良いと思う。あくまでも暇な時だけ。

(浅沼敦)