石井大智

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 左アキレス腱断裂から再起を期す阪神・石井大智投手(29)が、早ければ長期ロード明けの28日・巨人戦(甲子園)から1軍復帰する可能性が3日、浮上した。ライブBP(実戦形式の打撃練習)登板を7月22日に始めるなど、この日までに複数回実施して経過は良好。順調なら8月中旬の2軍戦で実戦復帰する見通しで、視界は開けている。

 今年2月11日の沖縄・宜野座キャンプの紅白戦で左足を負傷し、WBCを辞退。今季中の戦列復帰すら厳しいという見方もあった。そんな中、手術を決断して同27日から兵庫・尼崎市の2軍施設「SGL」でリハビリを開始。日常生活もままならない状態から歩行訓練、ランニング、投球動作と少しずつ段階を踏み、ここまでたどり着いた。

 球団史上初のセ・リーグ連覇を狙うチームは、現在2位・巨人に2ゲーム差の首位。工藤&木下の160キロ剛腕コンビがブルペン陣の新風となっているが、救援防御率3・22はリーグ3位でまだ盤石とはいえない。昨年NPB新記録の50戦連続無失点を達成した無双右腕の復活は、宿敵と優勝争いを演じる藤川阪神にとってこれ以上にない追い風。みんなが石井を待っている。

 ◆阪神・石井大智の故障経過

 ▽2月11日 沖縄・宜野座キャンプの紅白戦で本塁ベースカバーに入った際に左足を押さえて立ち上がれず担架でベンチ裏へ。患部を包帯でぐるぐる巻きにされた状態のまま車いすで球場を後にした。

 ▽同12日 大阪市内の病院で検査。「左アキレス腱損傷」と診断され、WBCも辞退。

 ▽同20日 大阪府内の病院で左アキレス腱断裂縫合術を受け、退院したと発表。

 ▽同27日 兵庫・尼崎市の2軍施設「SGL」に松葉づえ姿で現れ、リハビリを開始。

 ▽5月1日 SGLの室内で本格的なキャッチボールを再開。約30メートルの距離で投げ込む。

 ▽7月22日 SGLでライブBPに登板。161日ぶりの実戦形式での投球で打者4人と対戦し、計24球を投じて安打性2本。