「交渉もお詫びも…」佐々木麟太郎「マーリンズ入り報道」にマネジメント会社が”激怒”していた…!
「進路を決めた事実はない」
米スタンフォード大に在籍する佐々木麟太郎内野手(21)が7月19日、岩手県花巻市内で会見を開き、MLBドラフト8巡目(全体235番目)で指名を受けたマーリンズに入団することを表明した。
「自分自身を軸にして失敗したか、しなかったかではなく、挑戦したか、しなかったかを選ぶ人生にしたいなという思いで最終的にこの道を決断いたしました」
午後2時から始まった会見冒頭、佐々木は野球人生をかけたマーリンズ入りについて、並々ならぬ思いを口にした。花巻東高時代には通算140本塁打を放ち、もともとメジャー志向が強かったことからスタンフォード大へ進学。1年生では7本塁打、今年はすでに16本のアーチをかけており、6月にはメジャーリーグのドラフト候補が参加する「ドラフトコンバイン」で怪力を披露していた。
「佐々木は昨秋のNPBドラフトでソフトバンクから1位指名を受けるもこれを保留。ホークス、マーリンズ、大学残留の3つの選択肢がありました。6月に福岡のみずほPayPayドームやタマスタ筑後の球団施設を見学した佐々木は城島健司CBO(50)らと会食、面談。
VTRメッセージに王貞治球団会長(86)、小久保裕紀監督(54)に加えて孫正義オーナー(68)も登場させる力の入れようでした。ホークス側はドラ1の評価をしたうえで、将来的なポスティングによるメジャー移籍を容認する姿勢を見せていたといいます」(球団関係者)
そんななか、7月15日に一部メディアが公式発表前に「佐々木、マーリンズ入り」と速報。結果的に正しかったのだが、この報道に佐々木のマネジメント担当者は“激怒”したという。
「佐々木は城島CBOと面会した後に『基本は向こう(マーリンズ)なんで……』と何度もメジャー入りを示唆していたうえ、本人の予想より上位でMLBドラフトにかかった。だから、“当確”報道が出たのですが……マネジメント側は報道時点でマーリンズと具体的な交渉をできておらず、なおかつホークスにも進路について正式な連絡を入れていませんでした。
NPBとは異なり、MLBでは指名された選手が交渉の末に数千万円単位の契約金アップを勝ち取ることが珍しくない。佐々木サイドとしてはNPBでの評価を引き合いに出して交渉期限ギリギリまで契約金アップの駆け引きをしたかったのでしょう。
ところが、報道によって佐々木の“本命”がマーリンズだとわかってしまった。『これではマーリンズとの交渉ができない。ホークスには事前にお詫びしておきたかったのに』と憤慨したといいます。だからこそ、慌てて『進路を決めた事実はない』と報道を打ち消すコメントを発表したのです」(NPB関係者)
MLB公式サイトによると、全体235位の契約金の相場は23万9200ドル(約3875万円)。対してNPBのドラフト1位の契約金の相場は1億円だ。
現地時間27日午後5時(日本時間28日午前6時)にマーリンズとの交渉期限を迎えるなか、佐々木は大人の事情に巻き込まれながらも目標である「世界で通用する選手」に向けて新たな一歩を踏み出す。
