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サウナ室内の蒸気をタオルであおぐ「熱波師」の日本一を決める大会が6月3日から横浜で始まります。この大会に大学生が大分から初出場。しかし、大きな壁に立ち向かっています。

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熱波師日本一へ 大分から初エントリー

JR大分駅直結の温浴施設「シティスパてんくう」でアルバイトとして働く、別府大4年の二宮里綺さん(21)。サウナストーンに水やアロマをかけて蒸気を発生させ、タオルを使って熱を広げる「熱波師」を務めています。

(二宮里綺さん)
「熱波師が入ると、普段静かにサウナに入るのとは違ってアロマの香りを楽しめてあっという間に1セットが終わる。気軽に楽しんでほしいです」

二宮さんは今年、熱波師日本一を決める大会「アウフグースチャンピオンシップジャパン」(通称ACJ)に大分県から初エントリー。ドイツ発祥の「ショーアウフグース」といわれる、音楽や照明なども駆使して魅せるパフォーマンスを競います。

二宮さんは熊本で4月、九州予選に出場。音楽をこよなく愛する青年の成長物語を全編英語で演じながらサウナ室を熱く盛り上げました。

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審査員「スター性感じる」 初挑戦で九州3位に

審査員からは「スター性を感じる」と高評価。パフォーマンスやタオルを扱う技術の高さから、九州個人3位に入賞。見事、初出場で日本選手権への切符をつかみました。

(二宮里綺さん)
「大会は楽しくやれました。自分がこの2年間練習してきたことが、九州3位にまで届いたんだと実感がわきました」

勢いそのまま日本一へ!と思った矢先、大きな壁が立ちはだかります。

サウナ室が使えない? 「すごいぞ自分!と切り替えて」

二宮さんの所属するシティスパてんくうは、4月から改修工事がスタート。リニューアルオープンは7月3日予定。つまり、大会終了まではサウナ室が使えません。

(二宮里綺さん)
「僕には今ここがサウナ室に見えています」

施設の運営会社であるJR大分シティの会議室を借りて、机をサウナストーブに見立てるなどイメージ練習を重ねています。

(二宮里綺さん)
「あんまりいないと思うんですよ。大会が控えているのにサウナ室が使えないって。でも、この厳しい状況で上位にいったらすごいぞ自分!と思って、切り替えてやっています」

逆境を乗り越え目指す先は

蒸気の届き具合や熱さ、小道具の耐熱性能など分からないことが多い中でも、自分の思い描くショーを模索し続け、全国での上位入賞を目指します。

(シティスパてんくうスタッフ・二宮里綺さん)
「大分県にこんな人がいたんだと、見た瞬間に思ってもらえるような、爪痕を残すようなパフォーマンスをしたいですね」

日本選手権は6月3日からスカイスパYOKOHAMAで開幕。二宮さんはトップバッターでの登場が決まっています。逆境を力に変えて、若き熱波師が大分から熱い風を届けます。